応急修理について
今回の雪風、天津風を作るに当たって、応急補修用木材を付けることにしました。よく、箱絵などをみるとマストの下やスキッドビームの上なんかに載せている木材です。

艦これでは轟沈を防いでくれる優れものですが、現実にはそうは行きません。搭乗員が状況に合わせて応急修理をしました。その時に鉄骨では運ぶこともできないので木材などを使われていました。
日米のダメコン
ところで、損害を受けた時にダメージの範囲と規模をどれだけ抑制できるかのコントロールをダメージコントロール通称ダメコンと言いますが、大戦時の帝国海軍と米軍では大きな開きがありました。その差はミッドウェーで大きく出ました。加賀や赤城、蒼龍は数発の爆弾で航行不能になりましたが、アメリカ空母はたびたびの爆撃にあってもそうそう沈むまでは至っていません。ダメコンについて記述すると特集レベルに長くなるので今後の機会にするとして、ミッドウェー当時のアメリカ空母は戦闘時に燃料ホースに炭酸ガスを通しておき不燃化を行うなどの処置をすでに行っていました。それに対して日本帝国海軍が艦載物の不燃化などを行ったのは大戦後期に入ってからです。特に空母は爆発物や燃焼物の塊ですからね。
ちなみに現在の海上自衛隊は米海軍とともに世界トップレベルのダメコン対応力だそうです。(もっとも人員はかつかつですが)
模型における応急用資材
さて本題の模型における木材についてです。
フジミさんの重巡鳥海はキットに付属のパーツがついていました。

写真は重巡鳥海(当ブログ未掲載、早くここまでたどり着きたい!)の第一煙突と第二煙突の間にある応急用木材のモールドをタンとウッドブラウンで着色したものです。
今回の雪風、天津風にはパーツがついてないのでこれらを作ります。
<雪風応急用木材>

<天津風応急用木材>

画像が荒くて申し訳ありませんが、素材の違いが分かるでしょうか?
雪風に使用したものがプラ棒です。ヨドバシカメラで買ったものです。
この0.5mm×0.5mm角ぐらいがちょうどいいでようです。(エバーグリーン製)

天津風に使ったものはこれ

100円ショップで買ったマッチ箱です。これをアートナイフなどで1mm以下の角棒状にざっくりと切りそろえます。

こんな風に1.5cmくらいか2cmくらいかで適当に切ってランダムに並べ瞬間接着剤で数本ずつ束ねます。4-5本束ねれば十分ですが船の大きさや載せる場所で調節です。

今回試してみた方法のどちらが良いかは好みだと思います。(もちろん他にもいい方法はあると思います。)
マッチだとお金はほとんどかかりませんし、ささくれがらしさを出していますが、木を崩すのが少々手間がかかるのではっきり言ってプラ棒の方が作るのは楽です。
これを焼いたエナメル線で束ねてらしく見せています。初めて作ったのですがそれらしく見えてるもんですね。
10分くらいで作れるので簡単にできるディテールアップとして十分ありだと思いました。
いっぺんにいくつか作っとけば適時乗せて行けます。
今回の雪風、天津風を作るに当たって、応急補修用木材を付けることにしました。よく、箱絵などをみるとマストの下やスキッドビームの上なんかに載せている木材です。

艦これでは轟沈を防いでくれる優れものですが、現実にはそうは行きません。搭乗員が状況に合わせて応急修理をしました。その時に鉄骨では運ぶこともできないので木材などを使われていました。
日米のダメコン
ところで、損害を受けた時にダメージの範囲と規模をどれだけ抑制できるかのコントロールをダメージコントロール通称ダメコンと言いますが、大戦時の帝国海軍と米軍では大きな開きがありました。その差はミッドウェーで大きく出ました。加賀や赤城、蒼龍は数発の爆弾で航行不能になりましたが、アメリカ空母はたびたびの爆撃にあってもそうそう沈むまでは至っていません。ダメコンについて記述すると特集レベルに長くなるので今後の機会にするとして、ミッドウェー当時のアメリカ空母は戦闘時に燃料ホースに炭酸ガスを通しておき不燃化を行うなどの処置をすでに行っていました。それに対して日本帝国海軍が艦載物の不燃化などを行ったのは大戦後期に入ってからです。特に空母は爆発物や燃焼物の塊ですからね。
ちなみに現在の海上自衛隊は米海軍とともに世界トップレベルのダメコン対応力だそうです。(もっとも人員はかつかつですが)
模型における応急用資材
さて本題の模型における木材についてです。
フジミさんの重巡鳥海はキットに付属のパーツがついていました。

写真は重巡鳥海(当ブログ未掲載、早くここまでたどり着きたい!)の第一煙突と第二煙突の間にある応急用木材のモールドをタンとウッドブラウンで着色したものです。
今回の雪風、天津風にはパーツがついてないのでこれらを作ります。
<雪風応急用木材>

<天津風応急用木材>

画像が荒くて申し訳ありませんが、素材の違いが分かるでしょうか?
雪風に使用したものがプラ棒です。ヨドバシカメラで買ったものです。
この0.5mm×0.5mm角ぐらいがちょうどいいでようです。(エバーグリーン製)

天津風に使ったものはこれ

100円ショップで買ったマッチ箱です。これをアートナイフなどで1mm以下の角棒状にざっくりと切りそろえます。

こんな風に1.5cmくらいか2cmくらいかで適当に切ってランダムに並べ瞬間接着剤で数本ずつ束ねます。4-5本束ねれば十分ですが船の大きさや載せる場所で調節です。

今回試してみた方法のどちらが良いかは好みだと思います。(もちろん他にもいい方法はあると思います。)
マッチだとお金はほとんどかかりませんし、ささくれがらしさを出していますが、木を崩すのが少々手間がかかるのではっきり言ってプラ棒の方が作るのは楽です。
これを焼いたエナメル線で束ねてらしく見せています。初めて作ったのですがそれらしく見えてるもんですね。
10分くらいで作れるので簡単にできるディテールアップとして十分ありだと思いました。
いっぺんにいくつか作っとけば適時乗せて行けます。
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