伊401潜水艦、大分完成です!ディテールアップとか塗装とか。
昨夜の台風21号は関東でも風がかなり強く、私も帰宅難民になりかけました。
大阪では、大変そうです。
関空も連絡橋が損壊して孤立している方も多くいる様です。
神戸から救難船が出ることになったようです。
早く帰宅できるといいのですが・・・
さて、現在作成している伊号第400潜水艦ですが、いつの間にか一気に進んでおります。
とは言え、普通潜水艦を作ればすぐにできてしまうものなのですが、色々やっているので時間がかかっています。
<伊401号潜水艦> 大体完成

※艦底色:Mrホビー No.52 フィールドグレー(2)
船体色:舞鶴工廠色に明るいグレーを少し。
板の部分、フィールドグレーとタンの4:1くらい?適当な混色。
何やら見慣れない塗装かも知れません。
一般的にはグレーの船体色に赤褐色の艦底色が多いですよね。
でも、かっこいいでしょ! 私だけかな~この感想っ
しかも、元は600円強のジャンクパーツ(ピットロード公式店で購入)ですよ。
コスパ、とってもいいと思いませんか?
塗装の根拠にしているのは前回でも紹介したこの本です!

伊号第400潜水艦、伊14号潜水艦建造日誌はこちら
↓
伊号第400潜水艦と伊号第14潜水艦の建造日誌
この本の中で水野行雄氏はこの本の表紙で描かれている様なイラスト(全体図)☝で塗装や装備詳細を紹介しています。
氏の塗装解説のポイントは以下の3つ
①明るい灰色で全体を塗装。この明灰色は対超音波塗装(対アクティブソナー塗装)
(本に記載はないですが終戦前には細かい気泡を混ぜたこの様な塗装があったという話です)
②対電探塗装(黒色に近い塗装)で迷彩的に部分塗装されていた。
③艦底部分も明灰色で覆っている。
実際に対ソナー塗装も対電探塗装も開発はされていた様ですが、実用化までされたかは私ははっきりとは分かりませんでした。
対電探塗装がされていなくても、潜水艦の塗装に黒を用いるのは多くされているので黒色が基準になるのは不思議なことではありません。
一方で、伊400号も伊14号も残った写真を見ると結構明るい色で塗装されていた様な感じがします。
又、伊400号、401号潜水艦の最後の作戦、嵐作戦ではなんとか一矢を報いたかったに違いありません。
できることはできるだけ行なったと思われます。
なので私も明灰色を中心にした塗装にしました!
又、③の艦底色が明灰色というのも決して根拠のないことではなくて、佐世保のドッグに入った伊402の写真が米軍によって撮られています。(ハワイのドッグという写真もあったけど本当にハワイかは不明)
その写真では白黒写真ではありますが、黒色の喫水線以下の艦底部分は明らかに明るい色に塗装されているようでした。
しかし、氏のイラストで不思議なのは艦底色がやや緑っぽく見えることです。
これについても、異説的なものがあります。
艦底の塗装が赤茶色なのは、亜酸化銅を含む塗料を塗る為です。
これはフジツボなどの海洋生物の付着を防ぐ為で今も昔も行われています。
通常5月と10月くらいに年2回塗装されているそうです。
この塗料の一種にパリスグリーン(酢酸亜ヒ酸銅)を主体にする塗料もあって、戦艦大和や伊400号タイプに使われていたと言う説もあるのです。
氏の塗装にはこの説を採用したものかなと推測したので私も伊400号と401号にはこの塗装を採用してみました。
何といってもかっこいいでしょ。
とは言え、戦艦大和に緑っぽい塗装をするつもりはありません。
潜水艦だからかっこいいのです。
(模型の見栄え重視ということです)
(最近は伊400号型の艦底は通常の赤褐色だったという説が有力の様です。再発見された伊400号の土の分析などを行えば分かるかも知れません)
<艦橋付近のディテールアップ>

結局艦橋周りのラッタルとか手すりとかを写真の様に汎用のものを利用して付けていきました。
1段手すり部分は2段手すりを切ったものです。
<艦首部分拡大>

①潜舵は格納された状態です。
実際の写真をみると先端が見える程度ですが、それだと目立たなさ過ぎるので少し出しました。
②右舷の航空機格納筒が開く付近の手すりは横に大きく張り出しています。
③格納筒の先端は保護用のステーがあります。
<伊400型潜水艦 艦尾>

伊400型潜水艦の艦尾のプロペラガードは中央の支柱部分が一本です。
それに対して伊14号(伊13号型)は2本。
伊400、伊401、ともに手作り対応しています。
それが分かる写真を載せておきましょう。
<伊号第14潜水艦(左)と伊号第400潜水艦(右)>

童友社の伊400号もピットロードの伊400号潜水艦も仲良く、2本あるんですよね。
同じ資料を使っているんですかね。
実物の写真と異なるところはこの両社ともに仲良く違うのですよね。
今回、色々な写真をかなり眺めながら作っていきました。
模型を作っている時間の数倍は見ているでしょうね。
なかなか楽しかったですよ。
あんまり解説が長くなっても退屈でしょうからこの程度でにしていますが、毎回長い文章ですよね。私。
今回も最後まで付き合っていただいた方、ありがとうございました。

艦船(模型・プラモデル)ランキング
昨夜の台風21号は関東でも風がかなり強く、私も帰宅難民になりかけました。
大阪では、大変そうです。
関空も連絡橋が損壊して孤立している方も多くいる様です。
神戸から救難船が出ることになったようです。
早く帰宅できるといいのですが・・・
さて、現在作成している伊号第400潜水艦ですが、いつの間にか一気に進んでおります。
とは言え、普通潜水艦を作ればすぐにできてしまうものなのですが、色々やっているので時間がかかっています。
<伊401号潜水艦> 大体完成

※艦底色:Mrホビー No.52 フィールドグレー(2)
船体色:舞鶴工廠色に明るいグレーを少し。
板の部分、フィールドグレーとタンの4:1くらい?適当な混色。
何やら見慣れない塗装かも知れません。
一般的にはグレーの船体色に赤褐色の艦底色が多いですよね。
でも、かっこいいでしょ! 私だけかな~この感想っ
しかも、元は600円強のジャンクパーツ(ピットロード公式店で購入)ですよ。
コスパ、とってもいいと思いませんか?
塗装の根拠にしているのは前回でも紹介したこの本です!

伊号第400潜水艦、伊14号潜水艦建造日誌はこちら
↓
伊号第400潜水艦と伊号第14潜水艦の建造日誌
この本の中で水野行雄氏はこの本の表紙で描かれている様なイラスト(全体図)☝で塗装や装備詳細を紹介しています。
氏の塗装解説のポイントは以下の3つ
①明るい灰色で全体を塗装。この明灰色は対超音波塗装(対アクティブソナー塗装)
(本に記載はないですが終戦前には細かい気泡を混ぜたこの様な塗装があったという話です)
②対電探塗装(黒色に近い塗装)で迷彩的に部分塗装されていた。
③艦底部分も明灰色で覆っている。
実際に対ソナー塗装も対電探塗装も開発はされていた様ですが、実用化までされたかは私ははっきりとは分かりませんでした。
対電探塗装がされていなくても、潜水艦の塗装に黒を用いるのは多くされているので黒色が基準になるのは不思議なことではありません。
一方で、伊400号も伊14号も残った写真を見ると結構明るい色で塗装されていた様な感じがします。
又、伊400号、401号潜水艦の最後の作戦、嵐作戦ではなんとか一矢を報いたかったに違いありません。
できることはできるだけ行なったと思われます。
なので私も明灰色を中心にした塗装にしました!
又、③の艦底色が明灰色というのも決して根拠のないことではなくて、佐世保のドッグに入った伊402の写真が米軍によって撮られています。(ハワイのドッグという写真もあったけど本当にハワイかは不明)
その写真では白黒写真ではありますが、黒色の喫水線以下の艦底部分は明らかに明るい色に塗装されているようでした。
しかし、氏のイラストで不思議なのは艦底色がやや緑っぽく見えることです。
これについても、異説的なものがあります。
艦底の塗装が赤茶色なのは、亜酸化銅を含む塗料を塗る為です。
これはフジツボなどの海洋生物の付着を防ぐ為で今も昔も行われています。
通常5月と10月くらいに年2回塗装されているそうです。
この塗料の一種にパリスグリーン(酢酸亜ヒ酸銅)を主体にする塗料もあって、戦艦大和や伊400号タイプに使われていたと言う説もあるのです。
氏の塗装にはこの説を採用したものかなと推測したので私も伊400号と401号にはこの塗装を採用してみました。
何といってもかっこいいでしょ。
とは言え、戦艦大和に緑っぽい塗装をするつもりはありません。
潜水艦だからかっこいいのです。
(模型の見栄え重視ということです)
(最近は伊400号型の艦底は通常の赤褐色だったという説が有力の様です。再発見された伊400号の土の分析などを行えば分かるかも知れません)
<艦橋付近のディテールアップ>

結局艦橋周りのラッタルとか手すりとかを写真の様に汎用のものを利用して付けていきました。
1段手すり部分は2段手すりを切ったものです。
<艦首部分拡大>

①潜舵は格納された状態です。
実際の写真をみると先端が見える程度ですが、それだと目立たなさ過ぎるので少し出しました。
②右舷の航空機格納筒が開く付近の手すりは横に大きく張り出しています。
③格納筒の先端は保護用のステーがあります。
<伊400型潜水艦 艦尾>

伊400型潜水艦の艦尾のプロペラガードは中央の支柱部分が一本です。
それに対して伊14号(伊13号型)は2本。
伊400、伊401、ともに手作り対応しています。
それが分かる写真を載せておきましょう。
<伊号第14潜水艦(左)と伊号第400潜水艦(右)>

童友社の伊400号もピットロードの伊400号潜水艦も仲良く、2本あるんですよね。
同じ資料を使っているんですかね。
実物の写真と異なるところはこの両社ともに仲良く違うのですよね。
今回、色々な写真をかなり眺めながら作っていきました。
模型を作っている時間の数倍は見ているでしょうね。
なかなか楽しかったですよ。
あんまり解説が長くなっても退屈でしょうからこの程度でにしていますが、毎回長い文章ですよね。私。
今回も最後まで付き合っていただいた方、ありがとうございました。
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