提督。あんまり触らないでくれます? 駆逐艦秋月/照月建造日誌
フジミの特シリーズ「駆逐艦秋月/照月」建造中です。
最初は、地味に船体部分になります。

フジミの特シリーズ「駆逐艦秋月/照月」及びフライホークのエッチングパーツの紹介はこちら
↓
駆逐艦秋月・照月建造日誌
<船体の外板の表現>
実は、毎回これってどうしようかなって思う部分です。
達人の諸先輩方の作品を見ると多くの方が船体の外板に横筋や縦筋を表現されていることに気づくでしょう。
これは船体の外板のつなぎ目跡を表現したものです。
当時の日本の艦船は基本的にリベット(ピンみたいなもの)で鋼板どうしをつなぎとめる方式でした。
つなぎとめる為には重なる部分が必要で、それがつなぎ目となって微かに見える。
でも実際には特に1/700にもするとあんまり見えないってのが本当だと思います。
<秋月型駆逐艦 初月>

さて、こちらは公試運転中の初月ですが、運転中ってのもあって、そのようなつなぎ目はほとんど見えません。
<進水式直前の戦艦金剛>

戦艦の艦首をここまで拡大したものでようやく分かる程度です。
横に筋があって起伏もある様に見えます。
しかし、縦線になるとほとんど分からないと言って良いかと。
<護衛艦いずも 艦首部分>

こちらは、横須賀港に停泊している「護衛艦いずも」の艦首部分を拡大したものです。
横に微妙に筋があるのが分かりますが、上の金剛の様に起伏がある訳ではありません。
それは、金剛を初め当時の艦船はほとんどがリベットでつなぎとめていたものの(ドイツ艦は溶接を多用したようですが)
現代の艦船は電気溶接なので重なる部分がなくて起伏がほとんど出ないのです。
リベットだとつなぎ合わせる部分が必要なだけに重量も鋼板の量もかさんでしまいます。
そこで当時も溶接で船体を作る試みがなされました。
潜水母艦大鯨の箇所で述べた様に当時は溶接によっておこる反りを防ぐことができず、2度も船体切断してリベットで打ち直す作業をしています。
潜水母艦大鯨建造日誌のどこかで書いたはず(最初の方?)
↓
潜水母艦大鯨建造日誌
結局、当時信頼できる方法として、戦艦大和などもリベットで船体をつなぎ合わせております。
ともかく、ではなんでモデラーの方々が外板のつなぎ目(特に縦線まで)を表現したがるかと言うと、少しでも情報量を多くしたいという性なんでしょうね。
・・・勝手な推測・・・
船体の外板表現の方法としては
①筋彫りを入れる方法
②サーフェサーを厚塗りして表現する方法
の2通りがある様です。
私は普段はスジボリを何となくやっています。
私これがどうしても苦手で綺麗にできません。
だから普段はブログでも省略して飛ばします。
出来上がりを見ても何となくわかる程度(参照)
↓
駆逐艦吹雪(ヤマシタホビー)建造日誌
(ドイツの重巡洋艦プリンツ・オイゲンは勝手に電気溶接として筋彫りも入れませんでしたが)
照月は普段と同様に筋彫りをしました。

秋月は筋彫りをしたのちに②の方法をやってみたく、2mm×15mmのマスキングテープをカットしたものを少しの隙間を作りつつ張り、そこにサーフェサーを手塗りしたのち、マスキングテープをはがすという方法をとってみました。

できを見ると………😆
提督!触らないでくれます?
って怒られそうです(T_T)
ここで触りすぎで被害にあっているのは照月の方ではなくて秋月さんの方なんですけどね。
乾燥が待てずにマスキングテープを早々に剥がしたのも良くなかったです。
なので若干シャープさに欠ける
厚塗りって言いますけどそんなに厚盛にし過ぎない程度がいいようで
私は厚塗りし過ぎて、結局やすり掛けをしました。
縱線を、いれずに帯だけで済ますのも十分の様にも思います。
窓枠の蓋をする予定ですが、窓枠周りについたサーフェサーはもう少し落とします。
まあ、素人の施行錯誤の記録と思ってみていただければと思います。
本当に艦船模型の世界は奥が深いです。
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<船体の外板の表現>
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これは船体の外板のつなぎ目跡を表現したものです。
当時の日本の艦船は基本的にリベット(ピンみたいなもの)で鋼板どうしをつなぎとめる方式でした。
つなぎとめる為には重なる部分が必要で、それがつなぎ目となって微かに見える。
でも実際には特に1/700にもするとあんまり見えないってのが本当だと思います。
<秋月型駆逐艦 初月>

さて、こちらは公試運転中の初月ですが、運転中ってのもあって、そのようなつなぎ目はほとんど見えません。
<進水式直前の戦艦金剛>

戦艦の艦首をここまで拡大したものでようやく分かる程度です。
横に筋があって起伏もある様に見えます。
しかし、縦線になるとほとんど分からないと言って良いかと。
<護衛艦いずも 艦首部分>

こちらは、横須賀港に停泊している「護衛艦いずも」の艦首部分を拡大したものです。
横に微妙に筋があるのが分かりますが、上の金剛の様に起伏がある訳ではありません。
それは、金剛を初め当時の艦船はほとんどがリベットでつなぎとめていたものの(ドイツ艦は溶接を多用したようですが)
現代の艦船は電気溶接なので重なる部分がなくて起伏がほとんど出ないのです。
リベットだとつなぎ合わせる部分が必要なだけに重量も鋼板の量もかさんでしまいます。
そこで当時も溶接で船体を作る試みがなされました。
潜水母艦大鯨の箇所で述べた様に当時は溶接によっておこる反りを防ぐことができず、2度も船体切断してリベットで打ち直す作業をしています。
潜水母艦大鯨建造日誌のどこかで書いたはず(最初の方?)
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潜水母艦大鯨建造日誌
結局、当時信頼できる方法として、戦艦大和などもリベットで船体をつなぎ合わせております。
ともかく、ではなんでモデラーの方々が外板のつなぎ目(特に縦線まで)を表現したがるかと言うと、少しでも情報量を多くしたいという性なんでしょうね。
・・・勝手な推測・・・
船体の外板表現の方法としては
①筋彫りを入れる方法
②サーフェサーを厚塗りして表現する方法
の2通りがある様です。
私は普段はスジボリを何となくやっています。
私これがどうしても苦手で綺麗にできません。
だから普段はブログでも省略して飛ばします。
出来上がりを見ても何となくわかる程度(参照)
↓
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(ドイツの重巡洋艦プリンツ・オイゲンは勝手に電気溶接として筋彫りも入れませんでしたが)
照月は普段と同様に筋彫りをしました。

秋月は筋彫りをしたのちに②の方法をやってみたく、2mm×15mmのマスキングテープをカットしたものを少しの隙間を作りつつ張り、そこにサーフェサーを手塗りしたのち、マスキングテープをはがすという方法をとってみました。

できを見ると………😆
提督!触らないでくれます?
って怒られそうです(T_T)
ここで触りすぎで被害にあっているのは照月の方ではなくて秋月さんの方なんですけどね。
乾燥が待てずにマスキングテープを早々に剥がしたのも良くなかったです。
なので若干シャープさに欠ける
厚塗りって言いますけどそんなに厚盛にし過ぎない程度がいいようで
私は厚塗りし過ぎて、結局やすり掛けをしました。
縱線を、いれずに帯だけで済ますのも十分の様にも思います。
窓枠の蓋をする予定ですが、窓枠周りについたサーフェサーはもう少し落とします。
まあ、素人の施行錯誤の記録と思ってみていただければと思います。
本当に艦船模型の世界は奥が深いです。
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