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GAKUTEN

Author:GAKUTEN
●艦これをきっかけに艦船プラモデルに戻ってきたいわゆる出戻り提督モデラーです。
 ・・プラモを始めたのは15年の年末ごろ。艦これは2か月程先行。
 ・・しかし、以前はウオーターラインシリーズを集めきっていたくらい艦船好き。
 ・・当時は戦車、飛行機、ガンプラと幅広く手掛けていたらしい記憶がわずかに。
●船だけが今復活したのは、その後も船はなぜか好きだったから。フォローはしていた。
 ・・現用艦もいけますが、太平洋戦争の船が特に好き!
●プラモデルの他に動物(主に猫)、読書、テニスが好きです。
●プラモデルの作成方針は、それぞれの船の特徴をピックアップし、自分なりのこだわりを持ちながらもスピードを意識した組み立てです。
●基本、週末の建造ですが忙しい時期には遅れがちなことも・・・
●提督モデラーの方々や最近始めた方の参考に少しでもなれば幸いです。
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2017/05/27 (Sat) 12:00
戦艦大和 幻の出撃 第三次ソロモン海戦編

戦艦大和 幻の出撃 第三次ソロモン海戦編


太平洋戦争は水上艦同士の戦いから大きく航空機決戦に時代が動いた時でした。

「艦これ」でも、当初は、箱入り娘として扱われていた戦艦大和ですが、12話のMI作戦や劇場版のアイアンボトムサウンドでは次第に活躍の機会を得ることが出来ています。(アニメの話ですけどね)

大和ナズナ
※イズナさんのイラスト 素晴らしいです!

史実の戦艦大和は「出し惜しみ」「温存」などの理由により十分な活用がなされませんでした。

もしこの場面で出撃していたら?

戦艦大和の活躍の場はあったのでは?
 ヾ(o´∀`o)ノ

今、1/700 艦NEXT 戦艦大和を作っているこの機会にちょっと考えてみたりしました。
 ↓
フジミ 艦NEXT戦艦大和建造日誌

戦艦大和にも水上戦での活躍のチャンスは5度ほどありました。

歴史if的な感じですが、そんなシーンをピックアップするとこんな感じ?
(Ⅰ) 第三次ソロモン海戦
(Ⅱ) 渾作戦(第三次ビアク島輸送作戦)
(Ⅲ) マリアナ沖海戦
(Ⅳ) レイテ沖海戦(サマール沖海戦のあとでの米戦艦との遭遇)
(Ⅴ) 沖縄特攻

(Ⅱ)と(Ⅲ)は歴史ifとしても少し無理があるかなと思いますが、(Ⅰ)、(Ⅳ)、(Ⅴ)なんてのはあり得た話かなと思います。

今回は、(Ⅰ)のソロモン海戦。
まあ、お遊びということで、お暇があればお付き合い下さい。


(Ⅰ) 第三次ソロモン海戦及びヘンダーソン飛行場砲撃


艦これ劇場版のアイアンボトムサウンドを戦史を交えながら解説を行っています。
ここで、第三次ソロモン海戦について、記述しているので時間があればご覧を!
 ↓
劇場版艦これ アイアンボトムサウンドにおける激戦を戦史を交えて解説!


時期としては昭和17年11月12日から14日にかけて。


米軍のガダルカナル上陸作戦「ウオッチタワー」が敢行され、ガダルカナル島は米軍の占領下に。
滑走路も確保して制空権を確保されています。

このガダルカナル島を巡って、ソロモン海戦が第一次、第二次、南太平洋海戦と攻防がありました。

お互いの空母が損傷し、あるいは沈み消耗戦が続く中、空母の一時的な空白ができました。

ガダルカナル島は日本軍にとっても戦略的に非常に重要な拠点で同島のヘンダーソン飛行場が健在では輸送任務も不可能。
以前行った、戦艦金剛、戦艦榛名によるヘンダーソン飛行場への艦砲射撃は成功。

もう一度、戦艦比叡、戦艦霧島によって艦砲射撃を行うべく出撃したのが第三次ソロモン海戦でした。史実ではこの海戦で比叡、霧島は大破し自沈を余儀なくされました。


この作戦!山本五十六長官は自ら戦艦大和で出撃する意思を表明しています。

燃料不足やなんやらという理由で結局出撃はなかったわけですが、出撃していれば戦艦大和も艦隊決戦の機会があったのにと・・・


この場合、日本の戦艦は戦艦比叡と戦艦霧島の出撃ではなく、当時トラック泊地にて待機していた戦艦大和と戦艦陸奥が出撃したと仮定してみましょう。

さて、この時に相対したアメリカ戦艦は2隻。

<”艦隊の疫病神” 戦艦サウスダコタ> 


インディアナ
※写真はサウスダコタ級2番艦 戦艦インディアナ

戦艦サウスダコタ

基準排水量 3万7970トン
満載排水量 4万4374トン
全長      207m
全幅      33m
速力      27.8ノット
主砲      40.6cm(45口径) 3連装×3基
副砲      12.7cm 連装両用砲 8-10基

この戦艦サウスダコタは、まあ恐らく練度不足が原因なんでしょうか?パナマ運河を通過して太平洋艦隊に着任後、暗礁に乗り上げ船体に重大な損傷を受けたり、空母エンタープライズの護衛をしている時に衝突しかけたり(ビッグEが躱して大惨事を免れたが)、その4日後今度は駆逐艦マハンに衝突し、マハンの艦首を曲げ火災を起こしたりと、まあドジっ娘と言うにもひどい有りさまでした。

第三次ソロモン海戦でも「駆逐艦綾波」と「駆逐艦浦風」が大活躍し、全電源を遮断、サーチライトを浴び、霧島の砲撃により航行不能に陥りました。

(この戦艦サウスダコタは、復帰後も問題娘ぶりを発揮した為、末妹のアラバマと一緒に大西洋艦隊に回されました。のち、太平洋に戻ってきています。)

駆逐艦綾波
綾波改2
「はい!大丈夫ですよ!」

<歴史if  決戦!第三次ソロモン海戦>


もし、ここに戦艦陸奥と戦艦大和がいれば、戦艦サウスダコタの装甲は40.6cm砲にまで対応でき、金剛型の35.6㎝砲では十分な損害を与えられなかったものの(特にこの時霧島は3式弾を装備していた)、大和の46cm砲の前には大破は免れなかったものと思われます。

駆逐艦綾波や浦風が肉薄し、夜戦は混乱の状況になりました!

そして、駆逐艦隊は果敢にもサーチライトで戦艦サウスダコタを照らし出します!

対40㎝砲の安全圏のはるか内側での砲撃で初弾から至近弾を与え、2度目の斉射では命中弾を浴びせました。サウスダコタの装甲も91式徹甲弾では持ちません。数度の斉射で艦橋も破壊され、大破炎上。水中弾になった徹甲弾の損害が決め手となって沈没しました。


さて、残るは戦艦ワシントンです!



ノースカロライナ
※写真はノースカロライナ級1番艦戦艦ノースカロライナ

軍縮条約明けを見越して建造された新世代戦艦!ノースカロライナ級戦艦

戦艦ワシントン(戦艦ノースカロライナ級2番艦)新造時

基準排水量 3万7487トン
満載排水量 4万2330トン
全長      222.1m
全幅      33m
速力      28ノット
主砲      40.6cm(45口径) 3連装×3基
副砲      12.7cm 連装両用砲 10基


実際の戦史では、後方にいた無傷の戦艦ワシントンが戦艦霧島にレーダー射撃で命中弾を浴びせ、装甲の薄い霧島はわずか7分で大破状態に陥りました。

ここでは、戦艦陸奥と戦艦大和が対峙したとしましょう。

ワシントン乗艦の提督はレーダー射撃の専門家リー少将。レーダー技術に優れた米軍でしたが、まだそこまで精度がでなかった中、戦艦ワシントンは探照灯を点けることなく、距離8000mで40.6cm砲を戦艦陸奥に浴びせます。

丁度横腹を向けた格好になった日本海軍きっての不幸艦陸奥(運6)は、第三砲塔に直撃弾を浴び、当たり所が悪く中破!火災発生の上、戦列から外れました。(戦艦陸奥ファンの方すいません!)

獅子奮迅の戦いの中、米駆逐艦2隻を沈め、サウスダコタにも損傷を与えた駆逐艦綾波はすでに力尽き撃沈されたものの、夜戦バカ 川内の率いる第3水雷戦隊は健在!肉薄しサーチライトを浴びせます!


そしてついに戦艦大和の砲弾が戦艦ワシントンを捉えます!



大和の46㎝砲の威力は凄まじく、コロラド級より改善されたとはいえ、40.6cm砲に対してやや不十分だったワシントンの装甲では10000mを切った近距離での大和の九一式徹甲弾による砲撃を防ぐことは出来ませんでした。

貫通能力が高いゆえにサマール沖海戦では護衛空母にあたっても突き抜けてしまう砲弾でしたが、戦艦にはかえって有効でした。

米戦艦ワシントンは大破炎上しましたが、米艦屈指の浸水防御に優れ、ダメコン能力の高い同艦は沈むことなく、何とか持ちこたえていました。

しかし、そこへ第三水雷戦隊が最大戦速35ノットで肉薄し、次発装填済みの61cm魚雷を叩き込みます。
大和の砲撃で速力も低下していたワシントンは躱せず、魚雷数発を右舷に受け、右側のみの浸水により翌朝には転覆し沈没しました。


第三次ソロモン海戦if舞台r


艦砲射撃・揚陸も無事完了!


重巡鳥海と衣笠を擁する第八艦隊は艦砲射撃に参加するために、大和本体に合流しました。

ベトナム戦争などでも行われた様に戦艦による艦砲射撃の破壊力は凄まじいものがあります。

その後行われたヘンダーソン飛行場への大和艦隊の艦砲射撃の破壊力は凄まじく、対砲撃陣地を築いていない飛行場や周辺施設への破壊力は甚大であったと考えられます。

輸送船団も無事、ガ島に到着。揚陸作業中に空襲を受けることもなく、無事乗員と物資を揚陸することが出来ました。


戦艦陸奥はなんとか自力航行が可能でした。損害のあった第3水雷戦隊に伴われて帰還します。
ヘンダーソン飛行場を叩いたことで、比叡の様に空襲を受けることなく航行できたのが幸いでした。




ちょうど、光人社NF文庫の「新説 ミッドウェー海戦 (海自潜水艦は米軍とこのように戦う)」中村秀樹氏著を読んだ後だっただけに、著者お勧めの歴史ifで遊んでみました。

日本海軍に一方的に都合のいい展開になってしまうのが素人なんでしょうね。
でも案外愉しいものでした。
(お粗末さまでした。そしてお付き合いいただいた方はありがとうございました (。-_-。))


※あまり歴史改変小説は(以前はともかく最近は)読まないのですが、この小説は愉しく読まさせていただきました。
現代の潜水艦がミッドウェー海戦に紛れ込んだら、1隻でもバランスを崩す兵器になったのでしょうね。


実際には金剛型以外の戦艦にこの様な活躍はなかっただけに、艦これの世界では戦艦を空母同様に活躍させることができるのも楽しい理由かも知れません。

後だしの意見になりますが、真にガダルカナル島が重要な拠点だったら、出し惜しみせずに全戦艦戦力を叩きこむべきだったのでしょうね。

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