「劇場版 艦これ」を戦史if要素を絡めながらの感想!+「君の名は。」
「劇場版 艦これ」見て来ました!
今まで結構ネタに使いながら、なかなか見に行く時間もなかったのですが、映画の上映スケジュールを見たところ、先々週より2コマ縮小されていたので「こりゃ、やばい!」ということで昨夜のレイトショーで見て来ました。
一部のネタバレ要素があるので、これから見に行くという方はご注意下さい!
映画そのものの感想については、多くの方が、投稿しているので気になる方は、それらを見ていただくと良いかと思います。

現時点でのこのサイトでの評価は☆3.75。
ちなみに参考までに
「君の名は。」は4.14。
「この世界の片隅に」は4.25。
「ローグ・ワン スターウォーズ」は4.33。
3点台、2点台はもちろん、はたまた1点台もあります。
表題で戦史if要素に絡めながら・・と書いたのは映画を見ながらつい、〇〇海戦のモチーフに戦史if要素も絡められていたので、私的にはそれについて書くことにしました。
舞台はアイアンボトムサウンドということは、予告PVで結構出ていたのでご存知の通りです。
アイアンボトムサウンドにおける戦いはこちらを
↓
アイアンボトムサウンド鉄底海峡での死闘
そこでも書きましたが
アイアンボトムサウンド(鉄底海峡)では多くの戦いがありました。
そこで、沈没(大破)した主な艦船も併記します。
・第一次ソロモン海戦・・・戦術的大勝利:重巡鳥海旗艦の第八艦隊の大活躍
・サボ島沖夜戦・・・敗北:(沈没)重巡古鷹、駆逐艦吹雪、(大破)旗艦重巡青葉
・ヘンダーソン飛行場砲撃・・・戦艦金剛、榛名の活躍、損傷艦なし
・第三次ソロモン海戦
第一夜戦・・・敗北:(沈没)戦艦比叡、駆逐艦夕立、暁
第二夜戦・・・敗北:(沈没)戦艦霧島、駆逐艦綾波
・ルンガ沖夜戦・・・勝利:(沈没)駆逐艦高波
ガダルカナル島やソロモン諸島を舞台にした消耗戦だったので、大きなぶつかり合いというよりも比較的中規模、小規模の戦いが多く、多くの艦船や飛行機が海底に沈んでいることからアイアンボトムサウンド(鉄底海峡)という名がついています。
アイアンボトムサウンドから少しずれますが
・第二次ソロモン海戦・・・敗北:(沈没)空母龍驤、駆逐艦睦月
見ていただくとお分かりの通り、戦史通りにしてしまったら、主人公の吹雪から準主人公の夕立、睦月ちゃん他多数の艦娘が轟沈してしまい、物語が破たんしてしまいます!
特に今回は睦月が主人公と言っていいくらいです。
当然そんな風に進まないのですが、戦史要素も取り入れられていました。
映画を見ながらメモっていた訳でもないので、記憶違いがあるかも知れない点はお許しを。(#^.^#)
DVDなどでじっくり見れればその辺も間違いなくできるのですけど。

<冒頭は、重巡鳥海、青葉、古鷹、衣笠、加古、軽巡天竜が夜戦での出場です!>
●ご存知、第一次ソロモン海戦の面子です!
歴史的には、ここで軽巡夕張、駆逐艦夕凪も参加しますが、映画では不参加です。
夕凪はキャラ自体いないので、止むを得ないのですが、軽巡夕張は参加して欲しかったですね。
夕張の最高の活躍の場でしたので。
夕張さん完全に明石さんと同じポジションです。
映画版で初登場?(覚えがないだけかも)のメンバーが幾人かいます。
これが、青葉や衣笠(鉄人ではないよ)、古鷹、加古が可愛いんですね。
又、天竜がかっこよく出来ていました。
途中、天竜らしい、強がるけど怖がりなところが出て良かったですね。
大勝利になる訳ですが、ここで重要なシーンが!
戦史では、戦術的にはほぼ一方的に大勝利をおさめる訳ですが、当初の目的であった米軍の船団撃滅が成し遂げることができませんでした。
そう言った意味で、戦略的敗北と言われる訳ですが、ここでは深海棲艦の輸送船団を破壊まで成し遂げます。
歴史ifをクリアしてますなあ。と思いながら見ておりました。
最後に鳥海さんが探照灯に損害を受けた辺りは芸が細かいですね。
海戦後、TV版アニメで轟沈してしまった如月ちゃんが、浮かび上がってきます。
その辺はネタバレが過ぎるのでここに留めます。
〇重巡鳥海の艦船プラモデルはこちら
↓
重巡鳥海建造日誌
〇軽巡夕張の艦船プラモデルはこちら
↓
軽巡夕張建造日誌
〇軽巡天竜の艦船プラモデルはこちら(まだほとんど進んでないけど)
↓
軽巡天竜建造日誌
●そして、目標の海域に異常が発生し、それが拡大していきます。
途中、第二次ソロモン海戦っぽい要素を取り入れつつ敵機動部隊の接近が明らかになります。
ここで軽空母龍驤ちゃんが沈まず良かったですね~
空母翔鶴、瑞鶴だけでなく、TVアニメ版ではMI作戦で赤城、加賀、蒼龍、飛龍も残っており、大戦力が温存されていましたので
戦史の様に龍驤ちゃんだけを囮に出す様なひどいこともせずに済んでます。
(* ´ ▽ ` *)
●敵機動部隊の接近も明らかになり、部隊を大集結して決戦に!
秘書官長門は、部隊を5つくらいに分けて、進行します。
ここでは、いくつかの海戦をモチーフに同時展開で進んでいる様に見受けました。
敵機動部隊を北方に釣り上げる作戦は完全に時期が違いますが、レイテを思い起こします。
ただし、レイテでは空母4隻に乗せる飛行機もなく、飛行士も未熟なものが大半でした。
時期が完全に違うので、それを取り入れたという訳でもないのかな。
でも釣り上げたのに成功したのに進行部隊と連絡が付かないのはレイテ海戦そっくりですよ。
●そして、戦艦比叡、霧島、駆逐艦夕立(っポイ)、暁、雷をはじめとする第三次ソロモン海戦のメンバー
ここで、戦史通り戦艦比叡は探照灯を点けて、攻撃の起点になるも集中砲火を浴びます。
そしてカバーに来た戦艦霧島も被害を負います。
駆逐艦夕立は戦史通り、獅子奮迅の戦いをしている感じです。
雷や暁ちゃんも頑張っています。
絶対絶命になった時に、大和が来ました!。でもそのあと吹雪を助けていたから霧島を助けに来たのではないのかな?ちょっとあいまいです。
三次ソロモンメンバーを大和が助けに来たということで話を進めます。
ヘンダーソン飛行場砲撃、第三次ソロモン海戦では、全て金剛型戦艦で行われましたが、山本長官は戦艦大和で自ら行くという意思表明をしていました。大和や長門が戦艦として対峙することがこれ以後の戦いでそうそうないことを山本長官は理解されていたのだと思います。
特に第三次ソロモン海戦では、霧島と対峙した米戦艦は「ワシントン」と「サウスダコタ」で「大和」と同時期の戦艦です。
~霧島が対峙するには荷が重いヘビー級戦艦~
出し惜しみの挙句、沖縄特攻に散った大和が第三次ソロモン海戦で、最大のライバルであった、これらの戦艦と対峙できれば、たとえそこで傷ついたとしても本望だったのではとどうしても思ってしまうのです。
ともかく、大和が救援に来てくれたことで、窮地を脱することができた訳です。
この戦史ifは、良かったですね。
そして、吹雪は変色海域の中心に向かい・・・・物語は終盤へ・・・
といった感じでした。
まあ、私的にはそう言った見方も含めて楽しめました。
金剛ちゃん、北上さん(大井っち)の出番をもう少し増やしてほしかったなあ。
天津風や時津風が結構出ていたのは良かったですね。
雪風はなぜ出ぬ・・・
そう言えば、今回、上映開始時間ぎりぎりで入場できたので、最初もらったのに気づかなかったのですが、入場特典がありました。
35mmフィルムで加賀さんでした!

昔、セル画とかフィルム特典とか偶にありましたね。(セル画とかいつの時代だ?)
それと、「君の名は。」を2週間ほど前に見て来ました!
女性にすごく評判が良いですよね。
もちろん、男性にとってもほのぼのします。
ボーイミーツガール的要素で、何となく尾道三部作の転校生や時かけを思い出しました。
アジア五か国で週間トップになった映画です。
お正月映画に時間がある時でも見て損はないと思います。
私、映画はこどもの時から好きで見るたびにパンフを集めていました。
パンフ紹介ブログを書けば、毎日紹介しても、たぶん一年以上持ちます。
だけど最近映画自体を見てなかったなあ、やっぱ偶には見ないとねということで
TOHOシネマカード会員に入会しました!

一応最後も艦これネタということで。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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「劇場版 艦これ」見て来ました!
今まで結構ネタに使いながら、なかなか見に行く時間もなかったのですが、映画の上映スケジュールを見たところ、先々週より2コマ縮小されていたので「こりゃ、やばい!」ということで昨夜のレイトショーで見て来ました。
一部のネタバレ要素があるので、これから見に行くという方はご注意下さい!
映画そのものの感想については、多くの方が、投稿しているので気になる方は、それらを見ていただくと良いかと思います。

現時点でのこのサイトでの評価は☆3.75。
ちなみに参考までに
「君の名は。」は4.14。
「この世界の片隅に」は4.25。
「ローグ・ワン スターウォーズ」は4.33。
3点台、2点台はもちろん、はたまた1点台もあります。
表題で戦史if要素に絡めながら・・と書いたのは映画を見ながらつい、〇〇海戦のモチーフに戦史if要素も絡められていたので、私的にはそれについて書くことにしました。
舞台はアイアンボトムサウンドということは、予告PVで結構出ていたのでご存知の通りです。
アイアンボトムサウンドにおける戦いはこちらを
↓
アイアンボトムサウンド鉄底海峡での死闘
そこでも書きましたが
アイアンボトムサウンド(鉄底海峡)では多くの戦いがありました。
そこで、沈没(大破)した主な艦船も併記します。
・第一次ソロモン海戦・・・戦術的大勝利:重巡鳥海旗艦の第八艦隊の大活躍
・サボ島沖夜戦・・・敗北:(沈没)重巡古鷹、駆逐艦吹雪、(大破)旗艦重巡青葉
・ヘンダーソン飛行場砲撃・・・戦艦金剛、榛名の活躍、損傷艦なし
・第三次ソロモン海戦
第一夜戦・・・敗北:(沈没)戦艦比叡、駆逐艦夕立、暁
第二夜戦・・・敗北:(沈没)戦艦霧島、駆逐艦綾波
・ルンガ沖夜戦・・・勝利:(沈没)駆逐艦高波
ガダルカナル島やソロモン諸島を舞台にした消耗戦だったので、大きなぶつかり合いというよりも比較的中規模、小規模の戦いが多く、多くの艦船や飛行機が海底に沈んでいることからアイアンボトムサウンド(鉄底海峡)という名がついています。
アイアンボトムサウンドから少しずれますが
・第二次ソロモン海戦・・・敗北:(沈没)空母龍驤、駆逐艦睦月
見ていただくとお分かりの通り、戦史通りにしてしまったら、主人公の吹雪から準主人公の夕立、睦月ちゃん他多数の艦娘が轟沈してしまい、物語が破たんしてしまいます!
特に今回は睦月が主人公と言っていいくらいです。
当然そんな風に進まないのですが、戦史要素も取り入れられていました。
映画を見ながらメモっていた訳でもないので、記憶違いがあるかも知れない点はお許しを。(#^.^#)
DVDなどでじっくり見れればその辺も間違いなくできるのですけど。

<冒頭は、重巡鳥海、青葉、古鷹、衣笠、加古、軽巡天竜が夜戦での出場です!>
●ご存知、第一次ソロモン海戦の面子です!
歴史的には、ここで軽巡夕張、駆逐艦夕凪も参加しますが、映画では不参加です。
夕凪はキャラ自体いないので、止むを得ないのですが、軽巡夕張は参加して欲しかったですね。
夕張の最高の活躍の場でしたので。
夕張さん完全に明石さんと同じポジションです。
映画版で初登場?(覚えがないだけかも)のメンバーが幾人かいます。
これが、青葉や衣笠(鉄人ではないよ)、古鷹、加古が可愛いんですね。
又、天竜がかっこよく出来ていました。
途中、天竜らしい、強がるけど怖がりなところが出て良かったですね。
大勝利になる訳ですが、ここで重要なシーンが!
戦史では、戦術的にはほぼ一方的に大勝利をおさめる訳ですが、当初の目的であった米軍の船団撃滅が成し遂げることができませんでした。
そう言った意味で、戦略的敗北と言われる訳ですが、ここでは深海棲艦の輸送船団を破壊まで成し遂げます。
歴史ifをクリアしてますなあ。と思いながら見ておりました。
最後に鳥海さんが探照灯に損害を受けた辺りは芸が細かいですね。
海戦後、TV版アニメで轟沈してしまった如月ちゃんが、浮かび上がってきます。
その辺はネタバレが過ぎるのでここに留めます。
〇重巡鳥海の艦船プラモデルはこちら
↓
重巡鳥海建造日誌
〇軽巡夕張の艦船プラモデルはこちら
↓
軽巡夕張建造日誌
〇軽巡天竜の艦船プラモデルはこちら(まだほとんど進んでないけど)
↓
軽巡天竜建造日誌
●そして、目標の海域に異常が発生し、それが拡大していきます。
途中、第二次ソロモン海戦っぽい要素を取り入れつつ敵機動部隊の接近が明らかになります。
ここで軽空母龍驤ちゃんが沈まず良かったですね~
空母翔鶴、瑞鶴だけでなく、TVアニメ版ではMI作戦で赤城、加賀、蒼龍、飛龍も残っており、大戦力が温存されていましたので
戦史の様に龍驤ちゃんだけを囮に出す様なひどいこともせずに済んでます。
(* ´ ▽ ` *)
●敵機動部隊の接近も明らかになり、部隊を大集結して決戦に!
秘書官長門は、部隊を5つくらいに分けて、進行します。
ここでは、いくつかの海戦をモチーフに同時展開で進んでいる様に見受けました。
敵機動部隊を北方に釣り上げる作戦は完全に時期が違いますが、レイテを思い起こします。
ただし、レイテでは空母4隻に乗せる飛行機もなく、飛行士も未熟なものが大半でした。
時期が完全に違うので、それを取り入れたという訳でもないのかな。
でも釣り上げたのに成功したのに進行部隊と連絡が付かないのはレイテ海戦そっくりですよ。
●そして、戦艦比叡、霧島、駆逐艦夕立(っポイ)、暁、雷をはじめとする第三次ソロモン海戦のメンバー
ここで、戦史通り戦艦比叡は探照灯を点けて、攻撃の起点になるも集中砲火を浴びます。
そしてカバーに来た戦艦霧島も被害を負います。
駆逐艦夕立は戦史通り、獅子奮迅の戦いをしている感じです。
雷や暁ちゃんも頑張っています。
絶対絶命になった時に、大和が来ました!。でもそのあと吹雪を助けていたから霧島を助けに来たのではないのかな?ちょっとあいまいです。
三次ソロモンメンバーを大和が助けに来たということで話を進めます。
ヘンダーソン飛行場砲撃、第三次ソロモン海戦では、全て金剛型戦艦で行われましたが、山本長官は戦艦大和で自ら行くという意思表明をしていました。大和や長門が戦艦として対峙することがこれ以後の戦いでそうそうないことを山本長官は理解されていたのだと思います。
特に第三次ソロモン海戦では、霧島と対峙した米戦艦は「ワシントン」と「サウスダコタ」で「大和」と同時期の戦艦です。
~霧島が対峙するには荷が重いヘビー級戦艦~
出し惜しみの挙句、沖縄特攻に散った大和が第三次ソロモン海戦で、最大のライバルであった、これらの戦艦と対峙できれば、たとえそこで傷ついたとしても本望だったのではとどうしても思ってしまうのです。
ともかく、大和が救援に来てくれたことで、窮地を脱することができた訳です。
この戦史ifは、良かったですね。
そして、吹雪は変色海域の中心に向かい・・・・物語は終盤へ・・・
といった感じでした。
まあ、私的にはそう言った見方も含めて楽しめました。
金剛ちゃん、北上さん(大井っち)の出番をもう少し増やしてほしかったなあ。
天津風や時津風が結構出ていたのは良かったですね。
雪風はなぜ出ぬ・・・
そう言えば、今回、上映開始時間ぎりぎりで入場できたので、最初もらったのに気づかなかったのですが、入場特典がありました。
35mmフィルムで加賀さんでした!

昔、セル画とかフィルム特典とか偶にありましたね。(セル画とかいつの時代だ?)
それと、「君の名は。」を2週間ほど前に見て来ました!
女性にすごく評判が良いですよね。
もちろん、男性にとってもほのぼのします。
ボーイミーツガール的要素で、何となく尾道三部作の転校生や時かけを思い出しました。
アジア五か国で週間トップになった映画です。
お正月映画に時間がある時でも見て損はないと思います。
私、映画はこどもの時から好きで見るたびにパンフを集めていました。
パンフ紹介ブログを書けば、毎日紹介しても、たぶん一年以上持ちます。
だけど最近映画自体を見てなかったなあ、やっぱ偶には見ないとねということで
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一応最後も艦これネタということで。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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