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GAKUTEN

Author:GAKUTEN
●艦これをきっかけに艦船プラモデルに戻ってきたいわゆる出戻り提督モデラーです。
 ・・プラモを始めたのは15年の年末ごろ。艦これは2か月程先行。
 ・・しかし、以前はウオーターラインシリーズを集めきっていたくらい艦船好き。
 ・・当時は戦車、飛行機、ガンプラと幅広く手掛けていたらしい記憶がわずかに。
●船だけが今復活したのは、その後も船はなぜか好きだったから。フォローはしていた。
 ・・現用艦もいけますが、太平洋戦争の船が特に好き!
●プラモデルの他に動物(主に猫)、読書、テニスが好きです。
●プラモデルの作成方針は、それぞれの船の特徴をピックアップし、自分なりのこだわりを持ちながらもスピードを意識した組み立てです。
●基本、週末の建造ですが忙しい時期には遅れがちなことも・・・
●提督モデラーの方々や最近始めた方の参考に少しでもなれば幸いです。
●艦船に歴史あり、感動的な話もあります。歴史的な話も含めて主観に基づいて書いていきます。
●コメント大歓迎。気軽にお願いします。

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2016/11/27 (Sun) 12:00
「失敗の本質」に見るミッドウェー作戦 その1 連合艦隊のシナリオ

「失敗の本質 日本組織論的研究」 中公文庫に見るミッドウェー作戦

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今週の楽天ランキングでも、文庫>人文・思想・社会分野で6位に位置する人気の本ですね。
このランキングを見ると3位の「思考の整理学」以外は一部を除いて最近の本ですよね。
特に「思考の整理学」と「失敗の本質」は1986年と1991年初版の本ですので今だに上位をキープしていることから人気の高い本ですね。

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余談ですが、今週5位の「珈琲店タレーランの事件簿(5)」も早速買って読みました。

途中ちょっと間延びするところはあったのと、結構伏線が分かりやす過ぎるのがちょっとという部分がありましたが、このホンワカするところが結構好きです。
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珈琲店タレーランの事件簿(5) [ 岡崎琢磨 ]
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今回は「失敗の本質」について、軽く触れたいと思います。

(私はこの失敗の本質を皮切りに「本質シリーズ」(こういう呼び方があるかは知りませんが)を一通り読むきっかけになりました。)

この本は最近では小池百合子都知事の談話の中でも抜粋されていたり、会社の経営者でも良く話が出てきたりと、経営や政治的な有り方、組織論などの参考になる本として捉えられています。
(この間本屋で見たら小池知事がこの本の帯に出ていましたね。)

内容をすごく簡単に言うと、

大東亜戦争における6つの作戦を代表として、日本軍の戦略・組織における失敗を分析し、それが尚今日の日本の様々な組織でも引き継がれているのではないかとの認識の元に、今日的課題の提示と解明がなされています。

そして、この「失敗の本質」における目的は

「大東亜戦争における日本軍の作戦の失敗例からその組織的欠陥を析出し、組織としての日本軍の失敗に込められたメッセージを現代的に解読する事」としています。

私はサラリーマンをやっている訳ですが、実際、会社という組織にいても、その様な場面には多々出くわします。

この「本質シリーズ」はこれ以外にも「戦略の本質」や「撤退の本質」など複数ありますので、いずれ紹介することもあるかと思います。「撤退の本質」では私の好きな作戦「キスカ島撤退作戦」などが載っています。

「失敗の本質」
1章
失敗の事例研究

ここでは次の6つの作戦を取り扱っています。

1、ノモンハン事件・・・失敗の序曲
2、ミッドウェー作戦・・・海戦のターニングポイント
3、ガダルカナル作戦・・・陸戦のターニングポイント
4、インパール作戦・・・賭の失敗
5、レイテ海戦・・・自己認識の失敗
6、沖縄戦・・・終局段階での失敗

2章
失敗の本質・・・戦略・組織における日本軍の失敗の分析
3章
失敗の教訓・・・日本軍の失敗の本質と今日的課題

今回は「失敗の本質」の内容云々の是非を問うわけではありません。

1章の事例は陸軍関連の作戦が多いのですが、海軍中心の事例が二つ、その中のミッドウェー作戦について簡単に触れさせていただきます。

ミッドウェー作戦 -海戦のターニングポイント


ミッドウェー海戦を簡単にまとめると

海戦の時期
昭和17年6月5日~6日
真珠湾攻撃が昭和16年12月8日なので、ちょうど半年後になります!

山本五十六連合艦隊司令長官の頭には「半年や一年は暴れて見せますよ」の発言が頭にあったのかも知れません。

場所


北太平洋上、ハワイ諸島の北西にある火山島から珊瑚によりできた環礁で、ミッドウェー諸島と呼ばれます。

ミッドウェー島場所

島は自然保護区になっていて、2013年以降は無人島になっているようです。

それまでは一部の関係者が住んでいたので(2009年で60人)、グーグルマップで見ると空港や舗装された道路などのストリートビューも見れます。

日本海軍の戦略思想

明治40年(1907年)に制定された「帝国国防方針」と「用兵綱領」以来、日本海軍の仮想敵は米国海軍でした。
その為、日本海軍は長年にわたって米国海軍に対して一定の兵力比を維持することに努力してきました。
対米70%か65%かこれに関しても多くの攻防があったわけです。

軍令部の基本方針は「漸減邀撃作戦」です。

言葉の意味の通り、広大な太平洋上を挟んで米軍を少しずつ減らし、日本近海で艦隊決戦によって一気に撃滅するというものです。

本の内容と多少脱線しますが、このパターンって心当たりありませんか?

日露戦争における日本海海戦のパターンですよね。

蔚山沖海戦で旅順艦隊を叩き、最後はバルチック艦隊を日本海海戦で撃滅する。

しかし、様々な出来事が重なり、なんとか勝つことができた戦いでもありました。

ロシア自体にも大きな問題を抱えていたことから何とか条約にこぎつけた訳ですが、泥沼の戦いになってもおかしくない状況でした。
本来なら国力に勝る国との戦いがどんなに無謀化を学び取る場でなければなかったのでしょうが国民には大勝利の宣伝のみでその本質を知らせることはありませんでした。

山本連合艦隊司令長官の考え

ともかく、この様な軍令部の方針に対して山本司令長官は、アメリカとの国力差から絶対に長期戦に引き込まれてはならないと考えていたが、旧来の邀撃作戦ではその危険性を回避できないと考えていました。

すなわち、攻撃の時期や場所を自主的に決めて来攻できる優勢な敵に対して、劣勢な者が受け身に立っては勝ち目がない。

劣勢な日本海軍が米国海軍に対して優位に立つには多少の危険をおかしても、奇襲によって積極的な作戦を行い攻勢を継続し相手を守勢に持ち込み「米国海軍および米国民をして救うべからざる程度にその士気を阻喪せしめ」る他ないという山本長官の判断でした。

この山本長官の方針は、軍令部の方針と相いれない為、なし崩し的に中止の方向にもっていこうとします。しかし、ドーリットル空襲も一つの引き金になり実施に一気に傾いて行きます。

ドーリットル空襲についてはこちら。
(艦これの秋イベがこちらをモチーフにしているのでマニアックなネタにも関わらず結構人気記事です。)
  ↓
対米国艦隊作戦第三法 大和から発信


ミッドウェー作戦における目的とシナリオ

この作戦は次の様なシナリオでした。

ミッドウエー攻略 ⇒ 米空母部隊の誘出 ⇒ 捕捉撃滅

連合艦隊司令部のシナリオ

そして連合艦隊司令部は戦略的奇襲が成り立つとの判断の前提のもとに次のシナリオを描いていました。

連合艦隊のシナリオ

N-2日(エヌ マイナス: 2日:ミッドウェー島攻略2日前)

赤城、加賀、蒼龍、飛龍を中南雲第一航空艦隊
心とする第一機動部隊はミッドウェー島を奇襲し、基地航空機と施設を撃滅する。
母艦艦載機の半数は敵艦隊の出現に備えて待機する。

N-1日

状況に変化がなければ、ミッドウェー島攻撃を継続

N日

敵情に変化がなければミッドウェー島上陸作戦に協力

N+7日まで

同島の北方400海里付近に進出し敵艦隊の進出に備える。
ミッドウェー島の飛行場が使用可能になり次第、戦闘機を同島に進出させる。

N+7日以降

命により、同海域を離れトラックの基地に向かう。

この様なシナリオでした。しかし、戦いというのはこちらの思うとおりに行かないことが多いものです。

次回、失敗の本質における「米海軍のシナリオ」と「戦いの経緯」について要約します。



アマゾンのカテゴリ 「戦略・戦術」部門だと1位でした。
やっぱ、人気の本なんですね。

励みになります。ポチっと宜しくお願いします。
↓( ̄^ ̄)ゞ

好きな本なので、紹介しようと簡単に書き出したのですが、この1章の要約をするだけで結構時間がかかることが分かってきました。
何週間かかかるかも知れませんが(基本的に日曜日に書きます)ともかく、ミッドウェー作戦は要約をまとめましょう。
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tag : ,失敗の本質,タレーランの事件簿,ミッドウエー,戦略,連合艦隊,山本長官,,

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