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GAKUTEN

Author:GAKUTEN
●艦これをきっかけに艦船プラモデルに戻ってきたいわゆる出戻り提督モデラーです。
 ・・プラモを始めたのは15年の年末ごろ。艦これは2か月程先行。
 ・・しかし、以前はウオーターラインシリーズを集めきっていたくらい艦船好き。
 ・・当時は戦車、飛行機、ガンプラと幅広く手掛けていたらしい記憶がわずかに。
●船だけが今復活したのは、その後も船はなぜか好きだったから。フォローはしていた。
 ・・現用艦もいけますが、太平洋戦争の船が特に好き!
●プラモデルの他に動物(主に猫)、読書、テニスが好きです。
●プラモデルの作成方針は、それぞれの船の特徴をピックアップし、自分なりのこだわりを持ちながらもスピードを意識した組み立てです。
●基本、週末の建造ですが忙しい時期には遅れがちなことも・・・
●提督モデラーの方々や最近始めた方の参考に少しでもなれば幸いです。
●艦船に歴史あり、感動的な話もあります。歴史的な話も含めて主観に基づいて書いていきます。
●コメント大歓迎。気軽にお願いします。

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2018/06/09 (Sat) 12:00
神風型姉妹は大正浪漫あふれる装いです!それに結構活躍してるのです!

神風型姉妹は大正浪漫あふれる装いです!それに結構活躍してるのです!



神風型姉妹

今回は日本の駆逐艦を大まかに勝手に6つに分類した第1類に当たる峯風型、神風型、睦月型の真ん中に当たる神風型のお話です。
 ↓
日本の駆逐艦の系譜まとめ


<神風型は全て大正生まれなんですよね>

神風型は、太平洋戦争開始当初では旧型になっていましたが、計画当初は戦艦長門ら、八八艦隊計画の一環で計画された大型駆逐艦だったのです。

当初は27隻が計画されましたが、ワシントン軍縮条約で縮小されて9隻が建造されました。

その9隻とは神風、朝風、春風、松風、旗風、追風(おいて)、疾風、朝凪、夕凪

1番艦の竣工が1922年12月、9番艦の竣工が1925年4月、実はこの姉妹でもっとも遅い竣工は7番艦の疾風、1925年12月になります。

1922年が大正11年、1925年が大正14年なので、この姉妹9隻は3年の間に竣工し、その全てが大正生まれなんですよね。

2018年6月現在で、艦これでは神風姉妹は神風、朝風、春風、松風、旗風と実装されたのはこの順ではなかったものの、現時点では1番艦から5番艦までそろった形になっています。

夕凪までそろってもきっとこの和装が似合うんでしょうね。

ところでフランス語であるところの「ロマン(roman)」を「浪漫」って漢字に宛てたのは夏目漱石だと言われています。
さすが  I LOVE YOU = 月が綺麗ですね の逸話がある漱石さんです


夏目漱石が英語教師の時に
 I LOVE YOUを「我、君を愛す」と訳した生徒に「日本人はそんなことは言わないから『月が綺麗ですね』とでも訳しておきなさい」と言ったとされる逸話だとか。

この話は結構ライトノベルなどで使っている作家の方も多いので逆に若い人の方が知っている話かもですね。

<閑話休題>

<神風型駆逐艦 SPEC>

神風型前期竣工時

基準排水量:1,270トン、常備排水量:1,400トン
全長:336 ft 6 in (102.57 m)、最大幅:30 ft 0 in (9.14 m)
ボイラー:ロ号艦本式缶(過熱器付) 4基
出力:38,500shp、速力:37.25ノット
航続距離:3,600カイリ / 14ノット

後の陽炎型の公試排水量が約2500トンなので、おおざっぱに約半分程度の排水量だった訳ですし、装備も12cm単装砲や連装魚雷発射管3基、航続距離も不足しているとなるわけです。

大戦後半には主砲や魚雷発射管も撤去して対空装備に置き換えていきました。
中途半端に持っているより、潜水艦に備えた方が良いということですね。

そんな訳で、この神風型は開戦時にはすでに旧式化していたので(何しろ吹雪型という画期的な駆逐艦が生まれている訳ですし)船団護衛などに従事することになりますが、結構活躍しているのです。


<1番艦 駆逐艦神風>


神風ヴァレンタインコスb
このバレンタインコス!めちゃくちゃ可愛いんですけど!

駆逐艦神風の最大のハイライトは、アメリカ潜水艦ホークビルとの壮絶な一騎打ちでしょう!

その壮絶な一騎打ちはこちらに記事にしたことがあります。
 ↓
アメリカ潜水艦との壮絶な一騎打ち 神風VSホークビル

この出来事が1945年7月の大戦末期


駆逐艦神風

ホークビルとの戦いのその少し前、

「ペナン沖海戦」(1945年5月)

すでにシンガポールで稼働できる重巡が羽黒と足柄、駆逐艦神風だけになっていた時。

重巡洋艦羽黒と駆逐艦神風は輸送作戦に従事していました。

重巡洋艦羽黒は2番砲塔は破壊され、スクリューシャフトが損傷したままの作戦従事、物資を積むために魚雷も積載していない状態。
駆逐艦神風もドラム缶をたくさん積んでたんでしょうね。

たった2隻だけの第五戦隊。

すでにドイツは降伏し日本だけが敵国になったイギリス東洋艦隊の駆逐艦5隻との戦いです。

羽黒もフルスペックの状態なら、5隻と言えどもS級、V級駆逐艦の艦隊にはいい勝負になったと思うんですけど。

この戦いで羽黒を失うことになるのですが、神風は最後まで煙幕を張って救おうとするのです。
最期は離脱せざるを得なかった訳ですが・・・
(艦娘の神風が羽黒を気にするのはそんな訳です)


駆逐艦神風は終戦まで生き残ります。
そして復員艦として頑張りました。
勇気と運の両方を持ち合わせた船です。


駆逐艦神風型全体の紹介をざっとするつもりで、駆逐艦神風だけの紹介になってしまいました。
ピットロードさんの「駆逐艦神風」早いとこ作りたいのですが、まだまだ先になりそうです。

当鎮守府では毎日、東京急行に何往復も旗艦として遠征してくれている働きものです。
神風を少しでも好きな方増えてくれると幸いです。・・・なんてね。


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2018/05/12 (Sat) 12:00
艦娘で綴る日本海軍の駆逐艦 第1G <峯風型、神風型>

艦娘で綴る日本海軍の駆逐艦 第1G <峯風型、神風型>


5月に入り、暖かい天気や少し肌寒い天気と移り変わりが激しいですが、皆様も健康には気を付けてください。

私は、GW最初にテニスの練習時の軽い肉離れが2週間たちだいぶ治ってきたものの運動をするには少し不安があり今週いっぱいは休もうかと思っております。

仕事的にも新しい部署に異動して、2か月が経過して少しずつ慣れてきたかなって感じですかね。

そういえば、今日明日と静岡での模型ホビーショーですね。
ツイッターでのFF(フォロー&フォロワー)の方々も多く出品されるようで、準備が大変そうでした。

2018年 静岡ホビーショーHPにリンクを付けておきました。興味のある方は・・・
 ↓
静岡ホビーショー

入場無料ですからね。それぞれの方の満足=成功を祈願しております。

来年あたりは行きたいかな。

そう言えば、昨年の静岡ホビーショーでタミヤさんの「駆逐艦島風」の45年ぶりのリニューアルが発表されていましたね。
今年も何か面白いニュースがあればいいんですけど

そんな訳で駆逐艦島風繋がりで(と言っても初代ですが)今週は峯風型駆逐艦にします。

島風ちゃんg


以前に日本駆逐艦の系譜と称して、勝手ながら「日本の駆逐艦を6つのグループ分け」して分類しました。

艦娘で綴る日本駆逐艦の形式分け
 ↓
艦娘で綴る日本駆逐艦の分類分け


第1Gの最初に当たるのが「峯風型、神風型、睦月型」になります。
全艦大戦に参加!純日本式で建造された初の駆逐艦!

<峯風型>

1920年から1921年までに竣工した12隻
峯風、澤風、沖風、島風(Ⅰ)、灘風、矢風、羽風、汐風、秋風、夕風、太刀風、帆風

<改峯風型(野風型)> 

1922年に竣工した3隻(後部備砲と魚雷発射管の配置が神風型と同じ)
野風、波風、沼風


<峯風型4番艦 駆逐艦島風(Ⅰ)>

ShimakazeⅠg
※Wikipedia 駆逐艦島風写真

峯風型要目 (計画)
基準排水量:1,215英トン、常備排水量:1,345英トン
全長:102.57 m
ととても可愛いサイズです。

ご存知の通り、日本の軍艦はイギリスを見習って作られていきましたし、日露の頃まではイギリスから購入した船も多数ありました。純国産化する上で日本の駆逐艦にはテーマがありました。

日本の駆逐艦のテーマは(船体的な意味で)

①凌波性の向上(波を超える能力)

②航続距離の延長

①は荒波の立つ太平洋で波がある状況でも高速を出すために必要。
②は大型艦の擁する艦隊についていけるだけの航続距離

ということですよね。

その為の解決方法として考えられたのが艦橋前にウェルデッキという一段下がった甲板を設けて艦首甲板を超えて来た波を受け止めることでした。



峯風型の一つ前の駆逐艦が「江風型駆逐艦」です。
江風(Ⅰ)と谷風(Ⅰ)の2隻があります。

江風型駆逐艦谷風
※Wikipedia 駆逐艦江風写真

艦橋がかなり前にあります。
その後の駆逐艦を見慣れているとアンバランスに見えます。

そして、参考にしたのがG132級以降のドイツの水雷艇です。

形状だけをみると、峯風型、神風型にそっくりですよね。
水雷艇なので排水量は400トン強だし、全長も65m強ですけど。

ドイツ水雷艇 G137
G137 torpedo boat

ウェルデッキが見てとれます。
ユトランド沖海戦以降、日本海軍の目はイギリスよりドイツに向いていたとも言いますしそう言った関連の一つなのかも知れません。

こうやって技術って継承していくんですよね!


峯風型駆逐艦は39ノットの高速を出すことができました。特に4番艦の島風は40.7ノットと二代目島風が40.9ノットを出すまでは最高速度記録ホルダーでした。

峯風型で一定の成果は出ており、当時の他国の駆逐艦の能力をしのぐものでしたが、帝国海軍の求める荒波でも乗り越える本当の意味での凌波性や航続距離もまだまだでしたし、そこから特型駆逐艦や艦隊型駆逐艦の完成形陽炎型へ発展していきます。

そして、特型駆逐艦の完成、老朽化などにより哨戒艇などへの艦種変更、任務も空母機動部隊へ随伴してトンボ釣り(着陸できなかった飛行機から乗務員を救出する役割)、船団護衛、沿岸警備などに役割に移っていきました。

一応、駆逐艦島風(Ⅰ) ピットロードを作った時の建造日誌です。(艦船模型を始めた頃なので恥ずかしい限りですが)
 ↓
駆逐艦島風(Ⅰ)建造日誌

あれ!表題に峯風型と神風型と書きながら神風型には触れるに至りませんでした。
まあ、次回と言うことで。

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2018/03/24 (Sat) 12:00
ドイツ軍重巡洋艦の系譜まとめ 提督!プリンに体重詐称の疑いがあります!

ドイツ軍重巡洋艦の系譜まとめ 提督!プリンに体重詐称の疑いがあります!


前回から続いている「ドイツ軍艦の系譜」ですが、今回は前回までの戦艦に引き続いて、今回は

「ドイツ軍 重巡洋艦の系譜」です!

「ドイツ軍 戦艦の系譜はこちら」
 ↓
艦娘で綴るドイツ戦艦の系譜

もともとは2018年冬イベントで「戦艦ビスマルク」 通称 ビス娘が当鎮守府に来られたのがきっかけですが、

当鎮守府には
(←あっ!これは「艦これ(艦隊これくしょん)」での話です!)

あと、「重巡洋艦プリンツ・オイゲン」(通称プリンちゃん)と「伊号第26号潜水艦」(通称 ニム)の二人だけがいないのですよ。

「プラモで作ったら来る!」との迷信で少し前にニムを造ったので、駆逐艦吹雪の後は「重巡プリンツ・オイゲン」を作る予定です。

なので、今回はドイツ重巡を調査しました!

プリンg改
※カモーン!プリンちゃん!

前回、ドイツ戦艦の系譜表を載せたのですが、純粋な重巡だけを載せると、「アドミラル・ヒッパー級」の3隻しかいないことになり寂しいので戦艦と一緒にまとめました。

第一次世界大戦で敗北し「ヴェルサイユ条約」を受け入れざる終えなかったドイツですが、その条約下で認められたのが10000トン以下の装甲艦でした。

それが、ドイッチュランド級装甲艦ですが、これは後ほど重巡に組み入れられたので今回の表には重巡に入れてあります。

もともと、条約を破棄した後の重巡洋艦を考えていたドイツは、1935年に英独海軍協定を締結し、大型の重巡洋艦を作り始めます。

それが「アドミラル・ヒッパー級」で基準排水量で14000トン、満載排水量は18000トンの大型重巡になり、世間には10000トンだよと公表しました。

これを人間の体重で言うと 体重80kgくらいの人が

「私の体重50kgなんだよね!」

って言っているようなもので「そんなの通用する訳ない!」と思うのですが結構世間の目は欺かれたのでした。


日露戦争当時なら戦艦三笠が常備排水量15300トンなので、戦艦で通用するサイズです。

日本の妙高型とかが10000トンの制限の中、11000トンくらいになったのって可愛いものだったんですね。
(二次改装後には13000トンくらいになってますが)

未完に終わりましたが、4番艦と5番艦は更に調子に乗って詐称の度合いが酷く・・・・・・


<ドイツ戦艦及び重巡の系譜>

ドイツ重巡及び戦艦の系譜



「アドミラル・ヒッパー級 重巡洋艦」

5隻の建造計画がありましたが、完成したのは3隻
長女の「アドミラル・ヒッパー」、次女の「ブリュッヒャー」、そして3女が我らが「プリンツ・オイゲン」、未完で終わりましたが、4女が「ザイドリッツ」、末の妹が「リユッツォウ」です。

ザイドリッツも建造途中で放置、途中空母への改装が決定されますが、物資の不足により途中で中止、最後は自沈。

この末娘更に可哀そうなのです

1940年に未完のままソ連に身売りに出されます。独ソ戦以前はドイツはソ連と条約を結んでいたし、実利になるということで水上艦を売りに出そうとされるのはあの「戦艦テルピッツ」でさえ真剣に検討されたくらいです。

この「リユッツォウ」はソ連に引き渡されたあと「ペトロパブロフスク」という名前に変更され、レニングラードで艤装工事が進められます。しかし、独ソ戦が開始、そのまま浮き砲台になります。
その後、→1944年 タリン→53年 ドニエプル→56年 PKZ-112と最後は記号になった挙句60年に未完のまま解体されてしまいました。


アドミラル・ヒッパー

Admiral_Hipper_.jpg
※Wikiより写真を転載 以下の写真も同じ

公称排水量:10,000トン、基準排水量:14,050トン、満載排水量:18,200トン
全長:202.8m、水線長:195.5m、全幅:21.3m、吃水:5.8m(基準)、7.7m(満載))
機関:ラ・モント式重油専焼高温高圧缶12基+ブローム・ウント・フォス式ギヤード・タービン3基3軸
最大出力:132,000hp、速力:32.5ノット、航続距離:20ノット/6,800海里
兵装;SKC/34 20.3cm(60口径)砲:連装4基8門、SKC/33 10.5cm(65口径)高角砲:連装6基12門、
37mm(83口径)機関砲:連装6基12門、20mm(65口径)機関砲:単装8基8門、
533mm水上魚雷発射管:3連装4基12門
航空兵装:Ar 196×3機、カタパルト1基

1945年キール港ドッグ内で空襲の為、大破着底

ブリュッヒャー

Kreuzer__Blücher

1940年4月の初の作戦、ヴェーザー演習作戦で要塞砲と魚雷で沈没。結構、不運の娘。(多分、艦これに実装されても運は一桁)


プリンツ・オイゲン


PrinzE.jpg

排水量:基準:15,000トン、満載:18,400トン
全長:212.5m、幅:21.8m、吃水:7.2m、
出力:136,000shp(98MW)
速力:33.5ノット(62.04km/h)
航続距離:7,200海里(20ノット時)
乗員:1,600名
兵装:20.3cm砲x8門、10.5cm砲x12門、37mm機関砲x12門、20mm機関砲x8門、533mm魚雷発射管x12門
搭載機:Ar 196x3機

上のアドミラル・ヒッパーと比較していただくと、上の姉妹と全長、幅もプリンの方が大きくなっています。
未完に終わりましたが、「ザイドリッツ」と「リユッツォウ」は満載排水量で19800トンまで大きくなっていました。


ご存知、戦艦ビスマルクとライン演習作戦に参加、ツェルベルス作戦で無事フランスからドーバー海峡を抜けて本国にたどり着く、大型艦艇で唯一終戦まで生き残った強運艦。

アメリカに折衝され、プリンツ・ユージンって発音になるんですね。
(そっか!オイゲンって英語名になるとユージンになるんだ (・_・D フムフム)

ビキニ環礁で例のクロスロード作戦に長門や酒匂、サラトガなどと強制参加させられ二度の爆撃にも耐えた後、クェゼリン環礁に運ばれてそこで沈没、現在に至る。浅瀬なのでお尻は水上に出ているらしい・・・・・・
(恥ずかしいよ~)

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2018/03/17 (Sat) 12:30
ビスマルク追撃戦(ライン演習)とドイツ戦艦のお話

ビスマルク追撃戦(ライン演習)とドイツ戦艦のコンセプトのお話



前回、ドイツ戦艦の系譜について簡単にまとめました。

ドイツ戦艦の系譜

ドイツ戦艦の系譜


ドイツ軍艦の代表といえば何といっても

「戦艦ビスマルク」!




戦艦ビスマルクと言えば、その最初で最期の出撃になる

「ライン演習作戦」



そこで戦艦ビスマルクは劇的な勝利!そして、絶望的な戦闘での沈没となるのです。

ビスマルクg
戦艦ビスマルク かっこいいーですよね。


ライン演習
※KKベストセラーズ 世界史人vol8 第二次世界大戦ヨーロッパ決戦大図解参照


<超ざっくり ライン演習作戦経緯>

太字のところだけを読めばざっくり経緯の説明になるかと思います。

1941年5月19日グディニア(当時はゴーテンハーフェンと呼ばれた、現在のポーランド国内の都市)出港、5月27日ビスマルク沈没
作戦の目的:通商破壊
ドイツ参加艦:戦艦ビスマルク、重巡洋艦プリンツ・オイゲン
イギリス参加艦(主な艦):戦艦プリンスオブウェールズ、戦艦フッド、重巡洋艦ノーフォーク、サーフォーク、空母ヴィクトリアス、空母アークロイヤル、戦艦キング・ジョージ五世、戦艦ロドネー、重巡ドーセットシャー、駆逐艦多数など

プリンツオイゲン
プリンツ・オイゲン 世界史人Vol9参照以下写真同じ

経緯

・5月18日 ゴーテンハーフェンをビスマルクとプリンツオイゲン出発
途中ノルウェーのベルゲンに立ち寄る
・アイスランドの北を大きく迂回し、デンマーク海峡に向かう。
・5月24日イギリス重巡サーフォークは両艦を発見。ストーカーの様に追尾する。特にサーフォークのレーダーは最新式で13カイリ先でも区別できるほど優秀だった。

<デンマーク海峡海戦>

・5月27日、戦艦フッド、プリンス・オブ・ウェールズと両艦は戦闘開始約20kmの距離を介して砲撃戦になる。
ビスマルク達にとってはT字有利!逆にイギリス戦艦にとってはT字不利になり前部砲塔しか使えない状況。

 ビスマルクの5斉射目で戦艦フッドの弾薬庫に命中!巨大な火柱とともに船体が真っ二つになって轟沈した!
 

戦艦フッド
戦艦フッド

又、ドイツ両艦によって甚大な被害を受けたプリンスオブウェールズは逃げ去る。

しかし、ビスマルクもこの戦闘でプリンスオブウェールズの砲弾3発を受ける。特にその1発は艦の腹を貫きボイラー2基を使用不能にし、燃料1000トンを使用不可にした。

プリンツ・オイゲンは任務継続、戦艦ビスマルクは単艦フランスへの帰路を目指す。

<ビスマルク追撃戦>

空母ヴィクトリアスから飛び立ったソードフィッシュが魚雷1発を命中させる。大した被害なし

途中、見失うが北アイルランドを飛び立ったカタリナ飛行艇が再発見。

北アフリカ方面からH部隊空母アークロイヤル、戦艦レナウンが出撃。

ビスマルクの足を止めるために出撃した空母アークロイヤルのソードフィッシュ隊の魚雷が不運にもビスマルクの舵を取り舵のまま固定させる。

速度を出せないまま北西に向かう。

一晩中寝かせない!イギリス第四駆逐隊の攻撃

イギリス第四駆逐隊の駆逐艦5隻が一晩中肉薄!大した戦果はなかったが、ビスマルクは一晩中の戦闘で寝る暇もない。

イギリス戦艦ロドネーとキング・ジョージ五世の砲撃でボコボコに!

5月27日朝、戦艦ロドネーとキング・ジョージ五世が補足、攻撃を開始する。
距離22キロで砲撃戦開始。ロドネーの砲弾1発が1番主砲アントンと2番主砲ブルーノの間に命中し、両砲塔とも使用不可に。
ついで3番主砲ツェーザルにキングジョージ五世の砲弾が直撃、貫通はしなかったものの使用不可。
最期にロドネーの砲弾が砲塔バーベット部分を貫通。弾薬庫に注水し使用不可に。

この戦闘で戦艦ロドネーは魚雷12発を発射。一発命中。

<戦艦ロドネーは大戦中戦艦同士の戦いで魚雷を命中させた唯一の戦艦という記録を作る>

計400発もの砲撃を浴びせられてボコボコに。


ビスマルクはキングストン弁を開いて自沈。最後はドーセットシャーの魚雷3発でとどめをさされました。

この戦いで個人的にいくつか興味深い点があります。

よく似ているドイツ艦

①同じような形でまとめたドイツ艦 

デンマーク海峡戦で当初、フッドとプリンス・オブ・ウェールズ(POW)は、当初、間違ってプリンツ・オイゲンを狙って打ちます。


これはドイツ戦艦、巡洋艦が結構形が似ている為の欺瞞効果がうまくいったと言えます。
同様の形態だと作りやすいというのもあったのかも知れません。
⇒ドイツ軍艦、特にビスマルク級、シャルンホルスト級、アドミラルヒッパー級はお互いを見間違える様に意図的に似せて造ったようです。

②ドイツ戦艦の砲撃コンセプト

ビスマルク級の砲撃コンセプト

ドイツ戦艦はその主戦場は霧が多く視界の悪い北海やバルト海になると考えられていました。

その為に主として近距離戦を想定し初速の速く、命中精度が高く、装甲貫通力に優れた高初速弾砲を用いていました。

それは、緒戦のフッド、POWとビスマルクの砲撃戦でいち早くフッドに命中させたことからも、砲撃戦が20km前後で始まっていることからも正しかったと言えるかも知れません。

日本のできるだけ遠くから砲撃するという特に大和の思想と異なっていますよね。
面白い点です。

でも、イギリスの戦艦キング・ジョージ五世はレーダー射撃も行っており、すでに視界がすべてでは無くなってきていました。

③戦艦装甲の違い

装甲配置イギリスドイツ比較

従来の海戦では砲弾が艦の側面しか当たらなかったので、ビスマルクは水上の装甲は強固にしていました。
従って、近距離での砲撃戦ではかなりの防御力を持っていたと言えます。

しかし、大砲の射程が長距離化すると水面下の装甲も重要になってきました。
同時に上方からの砲撃も多くなってきます。
その部分には不安が残る構造でした。

すなわち遠距離での砲撃による防御性はやや劣るものでした。

バイタルパート(重要防御区画)が装甲の上に一部ありますし、軽量化を意図してか水平甲板装甲も薄くなっています。
こういったことが、主砲がいち早く使用不可になった理由に繋がっているのかも知れません。

対してキング・ジョージ五世の装甲は、バイタルパートも装甲で覆っていました。

しかし、イギリス戦艦が一様に優れていた訳ではありません。

巡洋戦艦フッドはビスマルク以前の最大の戦艦で世界一周するほどのイギリス戦艦の顔(だからフッドを沈めたビスマルクをイギリスは許せなかった)だったものの、例え改修をしていてもユトランド以来の巡洋戦艦の装甲の弱さがもろに出ての爆沈でした。

最期に主砲に関しては、ビスマルクの主砲が38cm砲。
ロドネーはビッグセブンのひとりだけあって、40.6cm砲、ロンドン条約の縛りを受けているキング・ジョージ五世とその2番艦POWは36cm砲になります。

ビスマルクがちゃんと動ければ最後の海戦もここまで一方的にならなかったかも知れませんが、そもそも舵がやられなければフランスに逃げ切ることができたかも知れません。

てなことで今回はここまでです。

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tag : 戦艦ビスマルク,ライン演習,戦艦フッド,ドイツ戦艦,,

2018/03/10 (Sat) 12:54
艦娘で綴るドイツ軍戦艦の系譜まとめ(第二次世界大戦時)

艦娘で綴るドイツ軍戦艦の系譜まとめ(第二次世界大戦時)
艦隊これくしょん 冬のイベント 最終海域は乙難度で先週終え、そこで堀を行ってました。


目標はドイツ戦艦ビスマルクさんとアメリカ戦艦アイオワさんの両名。

ドイツ戦艦のビスマルクさんは大型艦建造の愉しみにわざと取っているところもあるのですが(まだ一度もビスマルクレシピで回していない)、アイオワさんは艦これを始めた後にまだまだ戦力も資源も不十分で最終海域まで到達できなかった時の雪辱なのでほしかったんですよね。

ビスマルクさんを先日GET!

なんか感動するなアビス娘g

日本の戦艦の系譜と比べるとちょっと面白いかも知れません。
艦娘で綴る日本の戦艦の系譜

今回はその記念にドイツ戦艦の系譜についてまとめてみました。


keihhug.png

ドイツはご存知の通り、第一次世界大戦時はれっきとした海軍大国でした。
生粋の海軍マニア(なんか親近感が湧きます)でイギリス軍艦の模型も収集していたと言うヴィルヘルムⅡ世が皇帝に即位した後に海軍力を本格的に強化したのが海軍大国になった発端です。

しかし、第一次世界大戦で敗退し、その強力な戦艦を有した海軍はほぼ解体され、ベルサイユ条約によって戦艦6、軽巡8、駆逐艦16隻と大幅に制限され、更新する際も排水量一万トン以内の艦とい「うかなりキツイ制限をされました。

その条件下で作られたのがドイッチュラント級でした。

その後、中型戦艦シャルンホルスト級、超弩級戦艦ビスマルク級と続きますが、第二次世界大戦中に活躍したのはこの7隻、ドイッチュラント級は戦艦の範疇ではないかもですので、実際には5隻になります。

<ドイッチュラント級>

アドミラルグラーフシュッペー
※ドイッチュラント級装甲艦2番艦 装甲艦アドミラル・グラーフ・シュッペー 世界の戦艦プロファイル 大日本絵画参照


基準:11,700トン、満載:15,900トン
全長:186.0m、全幅:20.6m
機関:MAN式2サイクルディーゼル機関8基2軸推進
最大出力:48,930hp
最大速力:26ノット(公試時:28ノット)
航続距離:20ノット/10,000海里、10ノット/21,500海里
兵装
28cm(52口径)三連装砲2基、15cm(55口径)単装速射砲8基、8.8cm(45口径)単装高角砲3基(1935年:8.8cm(76口径)連装高角砲3基)3.7cm(83口径)速射砲4基、2cm(65口径)機関銃10丁、53.3cm4連装魚雷発射管2基
航空兵装
ハインケルHe 60D 2機→アラドAr196水上偵察機2機
旋回式カタパルト1

ご覧の通り、排水量1万トン強(さり気なく超えてますね)では戦艦とは言えず、装甲艦という新しい艦種を付けられていましたが
後に巡洋艦に組み入れられています。

主砲が巡洋艦にしては大きい28cmというのがみそです。

英国の新聞記者は「ポケット戦艦」とあだ名をつけたところから日本では「豆戦艦」と紹介されたようです。

私、この「ポケット戦艦」というあだ名が可愛くて大変好きでございました。


<シャルンホルスト級>

シャルンホルスト
※シャルンホルスト級戦艦1番艦 戦艦シャルンホルスト 世界の戦艦プロファイル 大日本絵画参照


排水量:基準 31,500トン、常備 35,550トン、満載 38,900トン
全長:235.4 m(772 ft)、水線長:226 m (741.5 ft)、全幅:30 m (98.4 ft)、吃水:9.69 m (31 ft 9 in)
機関:ワグナー式重油専焼高圧水管缶12基、ブラウン・ボベリー式ギヤードタービン(グナイゼナウはゲルマニア式)3基3軸推進
機関出力:160,000hp(安定時出力:125,000hp) 
最大速力:33.0ノット
航続距離:19ノット/8,400海里、17ノット/10,000海里
燃料:重油
兵装:28.3cm(54.5口径)3連装砲3基9門、15cm(55口径)連装砲4基8門+同単装砲4基計12門、10.5cm(65口径)連装高角砲7基14門
3.7cm(83口径)連装高射機関砲8基16門、2cm(65口径)連装高射機関砲5基10門、(53.3cm水上魚雷発射管3連装2基6門)
艦載機:アラドAr 196 3機、カタパルト 2基

1934年に全権委任法を可決してドイツの実権を握ったヒトラーがヴェルサイユ条約の履行義務を破棄し再軍備を宣言しました。

しかし、正面きって敵対したくないイギリスにはドイツ海軍の軍備を対イギリス35%に留める英独海軍協定を締結しました。

その協定に従って建造されたのが、シャルンホルスト級戦艦です。(イギリスでは巡洋戦艦扱い)

主砲は38cm直径のものを開発するには間に合わず、28cmでも54.5口径でフランスのダンケルク級に対抗できると判断しこれを搭載。中型の高速戦艦ができあがりました。


<ビスマルク級>

ビスマルク
※ビスマルク級戦艦1番艦 戦艦ビスマルク 世界の戦艦プロファイル 大日本絵画参照


排水量:基準:41,700トン(46,000 short tons)、常備:45,950トン、満載:50,300トン(55,400 short tons)
全長:251.0m、全幅:36.0m
吃水:9.3m(基準)、10.2m(満載)
機関:ワーグナー式重油専焼高圧型水管缶12基+ブラウン・ボベリー式ギヤード・タービン3基3軸推進
最大出力:138,000hp(標準蒸気圧時出力)、150,170hp(高加圧時出力)
最大速力:30.8ノット(公試時)
航続距離、16ノット/9,280海里、19ノット/8,525海里、24ノット/6,640海里、28ノット/4,500海里
兵装、SK C/34 38cm(47口径)連装砲4基、SK C/28 15cm(55口径)連装速射砲6基、SK C/33 10.5cm(65口径)連装高角砲8基、SK C/30 3.7cm(83口径)連装機関砲8基、C/38 2cm(65口径)四連装機関砲2基&同単装機関砲12基 (1941年5月時)
艦載機:アラドAr196A-3水上偵察機4機、カタパルト1基


第二次世界大戦におけるドイツ海軍は完全にイギリス海軍に対して戦力に完全に劣る為にまともにぶつかっても勝ち目はありませんでした。
基本戦略はイギリスの物資補給を絶つことでした。

その目的の為に、潜水艦、偽装巡洋艦、ポケット戦艦は大西洋を暴れまくり、イギリス商船はかなり沈められました。

護衛船団に戦艦が付くようになるとポケット戦艦やシャルンホルスト級ではやや分が悪く、逃げ帰ります。
その経緯が、ビスマルクの出撃した作戦「ライン演習作戦」に繋がります。
多少の護衛も排除できる戦力で通商破壊戦をする為です。

この「ライン演習」でビスマルクはイギリスの戦艦フッドを撃沈しましたが、自身も沈むことになります。

姉妹艦のテルピッツはフィヨルドで停泊し続け「孤独な女王」と評されますが、いるだけで脅威になります。

イギリスはどうにかこの脅威を排除しようと作戦名がついているものだけでも10回以上この脅威を排除しようと試みます。

最終的には空襲で大型爆弾によって沈められましたが2年以上も対処を強いたのは役割を果たしたと言うことなのでしょう。

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アイオワさんをこのブログを書いている最中の周回でゲット!私の艦これ2018冬イベは終了です。

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