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GAKUTEN

Author:GAKUTEN
●艦これをきっかけに艦船プラモデルに戻ってきたいわゆる出戻り提督モデラーです。
 ・・プラモを始めたのは15年の年末ごろ。艦これは2か月程先行。
 ・・しかし、以前はウオーターラインシリーズを集めきっていたくらい艦船好き。
 ・・当時は戦車、飛行機、ガンプラと幅広く手掛けていたらしい記憶がわずかに。
●船だけが今復活したのは、その後も船はなぜか好きだったから。フォローはしていた。
 ・・現用艦もいけますが、太平洋戦争の船が特に好き!
●プラモデルの他に動物(主に猫)、読書、テニスが好きです。
●プラモデルの作成方針は、それぞれの船の特徴をピックアップし、自分なりのこだわりを持ちながらもスピードを意識した組み立てです。
●基本、週末の建造ですが忙しい時期には遅れがちなことも・・・
●提督モデラーの方々や最近始めた方の参考に少しでもなれば幸いです。
●艦船に歴史あり、感動的な話もあります。歴史的な話も含めて主観に基づいて書いていきます。
●コメント大歓迎。気軽にお願いします。

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2017/04/12 (Wed) 10:15
アルキメデスの大戦6巻の発売です!

アルキメデスの大戦6巻の発売です!



いつの間にかアルキメデスの大戦6巻が発売されていました!

これまでの「アルキメデスの大戦」(空母いぶきも)の紹介はこちら
 ↓
アルキメデスの大戦・空母いぶきの紹介

4月6日発売だったのですか?ほぼ毎日本屋に寄っていたのに全く気が付きませんでした。

アルキメデスの大戦6巻表



いよいよ本格的に始まった航空廠での戦闘機製作。櫂は中島の設計主務・小山悌氏の設計理念に刺激され、搭乗員の安全を重視した設計への変更を決意する。しかし、そこには時間や人員の不足、技術的な課題など数々の難問が山積みであった。理想と現実の間で葛藤する櫂は、果たして最良の戦闘機を完成させることが出来るのか――!?

小山悌、堀越二郎、主人公櫂の3人が集い
いよいよ、三菱、中島、海軍航空廠との三つ巴の戦いです。

私は、史実でのこの経緯は知らないのですが、結果、アメリカと対照的に搭乗員の安全性は二の次になった零戦が開発されたのは確かです。

当初の快進撃に一役かったのは事実ですが、次第に熟練者が居なくなり空母に着艦できない新人ばかりになって行きます。


アルキメデスの大戦6裏

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2017/03/03 (Fri) 12:00
「空母いぶき」6巻の新発売です!

「空母いぶき」6巻の新発売です!


ビッグコミックスから「空母いぶき」の第6巻が発売されました!

空母いぶき6巻表表紙


といっても2月28日発売で相変わらずタイムリーにはほど遠い情報です。


以下紹介文です!

与那国・多良間島の武力奪還作戦「はやぶさ」始動!
しかし、中国軍の想定外の対応により上陸した特殊作戦群が損耗していく・・・!!!
状況を打開すべく、「いぶき」艦長・秋津が装備投下作戦を立案!!!
その作戦は、撃墜される確率が極めて高く・・・!!?

断崖に囲まれた島で、陸自特殊作戦群と
中国軍の地上戦開始!!!


空母いぶき6巻裏


今回は空母いぶきの活躍を始め、海自の活躍はやや限定的です。
軍艦好きのGAKUTENとしては若干物足りないのですが、もし紛争が起こった場合、空は必ずで陸・海・空の複合作戦に
なるのは必須です。



また、現代においては、国を挙げての総力戦になるとは考えにくく、地域紛争の域に留めたいとしながらも事態は進行していくという極めて難しいかじ取りになることが考えられその様な状況をつぶさに描いていると思います。

ちょっと違いますが、護衛艦いずものプラモデルをこのブログで紹介しているので
時間と心に余裕のある方はぜひご覧下さいませ!
わりと良く出来ていると自画自賛しております。

「護衛艦いずも」建造日誌
 ↓
護衛艦いずも建造日誌

「空母いぶき」は「護衛艦いずも」に非常に酷似しています。

もし、海自が空母を作るとしたらその原型は「護衛艦いずも」「かが」にスキージャンプ台を付けた形状に
なると思われ、その様に表現しています。

護衛艦いずもにしてもF35Bを搭載できるようにするのではなんて、まことしやかに言われたりしている訳ですし。

この他にも「イージス護衛艦こんごう」なども作っています。
イージス艦の中で一番好きなのが護衛艦こんごうです。

イージス護衛艦こんごう
 ↓
イージス護衛艦こんごう建造日誌


護衛艦はプラモデルを作りやすいのでこれから挑戦したいという方も比較的楽に取り組めます。
まあ、最初はうまく行かないところも出てしまいますが・・・

今週は艦船プラモデルの建造日誌が一日も紹介出来ませんでした。
重雷装巡洋艦北上さんは少しずつでも進んでいるのですが、何か色々細かいイベントがある一週間でしたね。

何かと仕事も忙しく平日はあまり余裕のない一週間でした。
先週も出張やなんやらで、来週も気の抜けない一週間だったりで何とかこの3月を無事乗り越えたいものです。

皆様も健康に気を付けて下さいませ!

明日は金曜日なのでカレーを食べて今週を締めくくります。
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tag : 空母いぶき,護衛艦いずも,護衛艦こんごう,ビッグコミックス,最新刊,

2017/02/07 (Tue) 12:00
アルキメデスの大戦5巻の発売です!

アルキメデスの大戦5巻の発売です!

2月6日に「アルキメデスの大戦5巻」が講談社より発売されました。


アルキメデスの大戦4巻の紹介はこちら
 ↓
アルキメデスの大戦4巻発売されていましたね。

アルキメデスの大戦5巻表

内容はというと 
PR文章から

堀越二郎氏に対抗する戦闘機を航空廠で製作するため、10日以内に中島飛行機製の発動機の提供許諾を得たい櫂だが、中島にはあっさりと断られてしまう。そこで櫂は、中島と懇意にしている陸軍の力を借りることにし、旧知であった外務省の丹原を介して、東條英機や永田鉄山らに謁見する。そこには陸軍のキレ者達との心理戦が待ち構えていた!!

とのことです。

ネタバレになってはいけないのであまり書けませんが、主人公である櫂直は中島飛行機の空冷式発動機を堀越二郎擁する三菱の胴体に組み合わせるべく、陸軍に取り次いでもらおうと画策します。

そして、陸軍少将 東條英機少将(作中当時)や永田鉄山少将(作中当時)といった陸軍の切れ者達との心理戦が待ち受けていた!!

というとこです。

アルキメデスの大戦5巻裏表紙

永田鉄山や東條英機といえば、統制派のリーダー格の人物です。
東條英機と言えば、陸軍大将、陸軍大臣、内閣総理大臣と歴任したことからも有名です。

永田鉄山氏は皇道派の将校に暗殺されますが、生きていれば陸軍の暴走を抑え、大戦への道も防ぐことができたのではないかというくらいの中心人物でした。(実際には難しかったでしょうが)

さあ、どうなるのでしょか?三菱の機体に寿のエンジンは搭載できるのでしょうか?

三菱の機体に寿のエンジンって言えば、96式艦上戦闘機ですね。ゼロ戦の話だと思っていましたがその前身の96式艦戦です。
確かに、ライバルの三菱と中島のエンジンの寿が組み合わさるにはドラマがあったんでしょうね。

因みに寿=ジュピターの略と言われています。かってイギリスのブリストル飛行機で開発されたブリストルジュピターというエンジンにちなんだいう話。

※寿に限らず、光=ライト(カーチスライト社)、毘式=ヴィッカース社とイギリスやアメリカのエンジンや会社のライセンスから来ている命名が多いです。

「アルキメデスの大戦」
これからも楽しみです。


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tag : アルキメデスの大戦,漫画,東條英機,永田鉄山,,

2016/12/04 (Sun) 12:00
失敗の本質に見るミッドウェー作戦 その2

「失敗の本質 日本組織論的研究」 中公文庫に見るミッドウェー作戦 その2


始めに

本来ですと、「失敗の本質」全体を通じて、日本軍が本来なら軍という合理的でなければならない組織が行ってきた事実を通じて
その失敗は何が要因であったのか?
それを各個人に向けて、読み取ることで本書の意味を持つのだと思います。

累計で65万部も売れている意味は、もちろん会社経営に組織運営の意味でも生かせるのではということもあるでしょうし
更に個人に置き換えた時に数々の失敗の原因に立ち帰り今後の行動指針の一つにするのも良しと言う応用性かも知れません。

この「失敗の本質」から読み取れることを要約した本も販売されています。

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このブログでは、失敗の本質の読み取れる意味ではなく、単に内容を要約しています。
その中で各自意味を読み取るのみ良し、ミッドウェー海戦における状況理解でも良しかなと思っています。

それでは要約の続きです。

<前回の記事内容>

①「失敗の本質」における全体の構成
②その中でミッドウェー海戦における日本軍の目的とシナリオ
を要約しました。

前回の記事はこちら
 ↓
失敗の本質 概要と日本海軍のシナリオ

「米海軍のシナリオ」
※印は失敗の本質文章中にはありませんが、他の文献などからの捕捉情報です。

米海軍は基本シナリオとして、主力艦隊を西太平洋に進出させて艦隊決戦を行う計画でした。

しかし、ハワイ奇襲の被害がことの他多かった事、ヨーロッパと太平洋の2正面に同時対処しなければならなくなった事で序盤は太平洋方面で積極的作戦が取れなくなりました。

※ルーズベルトとチャーチルの交渉の結果、チャーチルは米軍の主体をヨーロッパに置くことをルーズベルトに認めさせました。その配分比率は概ね大西洋7に対して太平洋3でした。

<劣勢が分かっていた米海軍>

米海軍は開戦後に太平洋から回した空母1隻を足しても、空母4隻という状況でした。
又、日本海軍がどこかで積極的な作戦に出てくることも予想されていました。

ここで、劣勢な米国海軍にとって強い力になったのは暗号解読でした。

※米軍は暗号解読を一つの重要テーマと捉え、ステーション・ハイポという暗号解読部隊をハワイに組織していました。
そのリーダーはジョセフ・ロシュフォート中佐という奇才でした。

そこで日本海軍で最も用いられる「海軍暗号書D」と言われる暗号を5月26日までにほとんど解読されていました。

太平洋艦隊ニミッツ司令長官は、日本海軍の艦長が知っている程度の情報は既につかんでいました。
これらの情報を正確に入手していた事が、米軍の勝利に大きく貢献したのですが、当時の米軍としては劣勢な米軍が不可避な惨事を事前にしっていた様なものだったと言います。

ミッドウェーは戦略拠点として、絶対手放すことのできない場所でした。
更に珊瑚海海戦で「空母 ヨークタウン」を損傷しその修理には3カ月を要すると見られていました。

当時、回せる空母はエンタープライズとホーネットの二隻しかなかったのです。

<米海軍の驚異的な緊急時対応能力>

ニミッツ長官はヨークタウンの修理を3日で終わらせるように命じ、実行しました。

※実際、ヨークタウンの修理を3日で行った背景には非常に発達した米軍のダメージコントロール能力(通称ダメコン)の高さと合理的思考に伴う、修理能力と工業力という背景がありました。

※ニミッツ長官が3日で修理する様に命じた時、事前に飛行機でヨークタウンに修理責任者が飛び、状況を確認。1か月もあれば、新品同様に修理可能、3日で作戦参加能力が可能であると見積もっていました。

※ヨークタウンが真珠湾についた時には応急修理能力により、既に爆撃の後さえ分からないくらい修理され、30ノットを出すことも可能になっていました。
そして、真珠湾の海軍工廠では1400名の作業員が昼夜交代体制で修理できる体制もできていました。


同様に珊瑚海海戦で中破した翔鶴が参戦できなかったのと対照的です。

<米海軍の作戦シナリオ>

米海軍のシナリオは次の通りです。

①ミッドウェー島からの哨戒索敵を厳重にし、日本空母からの空襲が行われる前に日本空母を撃破する。
②空母部隊は、日本軍の索的範囲外に待機し、ミッドウェー航空隊により動静が判明次第、空母部隊を進出させ、日本空母部隊を奇襲する。

米軍の不利な点
・米軍は戦力的に劣勢、練度が不足

有利な点
・根拠地が近く、不沈空母ミッドウェーを要している。
・日本軍の作戦全貌を理解している
・レーダー、無線通信能力に優れている。

※米軍の採った行動をまとめると

・彼我の有利点と不利点を理解し、
・事前に情報入手が重要として、組織的に実行に移し
・適時集中して緊急事態に対応し
・その時に集中しうる全戦力を投入。

ここまでは有利に展開してきた日本軍、劣勢な中なんとか挽回したい米軍のそれぞれの思惑が錯綜している中での展開になっています。

次回、海戦の経過と主要人物の思惑です。

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tag : 失敗の本質,要約,ミッドウェー海戦,ヨークタウン,米海軍,シナリオ,中央文庫,

2016/11/27 (Sun) 12:00
「失敗の本質」に見るミッドウェー作戦 その1 連合艦隊のシナリオ

「失敗の本質 日本組織論的研究」 中公文庫に見るミッドウェー作戦

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今週の楽天ランキングでも、文庫>人文・思想・社会分野で6位に位置する人気の本ですね。
このランキングを見ると3位の「思考の整理学」以外は一部を除いて最近の本ですよね。
特に「思考の整理学」と「失敗の本質」は1986年と1991年初版の本ですので今だに上位をキープしていることから人気の高い本ですね。

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思考の整理学 [ 外山滋比古 ]
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余談ですが、今週5位の「珈琲店タレーランの事件簿(5)」も早速買って読みました。

途中ちょっと間延びするところはあったのと、結構伏線が分かりやす過ぎるのがちょっとという部分がありましたが、このホンワカするところが結構好きです。
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珈琲店タレーランの事件簿(5) [ 岡崎琢磨 ]
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今回は「失敗の本質」について、軽く触れたいと思います。

(私はこの失敗の本質を皮切りに「本質シリーズ」(こういう呼び方があるかは知りませんが)を一通り読むきっかけになりました。)

この本は最近では小池百合子都知事の談話の中でも抜粋されていたり、会社の経営者でも良く話が出てきたりと、経営や政治的な有り方、組織論などの参考になる本として捉えられています。
(この間本屋で見たら小池知事がこの本の帯に出ていましたね。)

内容をすごく簡単に言うと、

大東亜戦争における6つの作戦を代表として、日本軍の戦略・組織における失敗を分析し、それが尚今日の日本の様々な組織でも引き継がれているのではないかとの認識の元に、今日的課題の提示と解明がなされています。

そして、この「失敗の本質」における目的は

「大東亜戦争における日本軍の作戦の失敗例からその組織的欠陥を析出し、組織としての日本軍の失敗に込められたメッセージを現代的に解読する事」としています。

私はサラリーマンをやっている訳ですが、実際、会社という組織にいても、その様な場面には多々出くわします。

この「本質シリーズ」はこれ以外にも「戦略の本質」や「撤退の本質」など複数ありますので、いずれ紹介することもあるかと思います。「撤退の本質」では私の好きな作戦「キスカ島撤退作戦」などが載っています。

「失敗の本質」
1章
失敗の事例研究

ここでは次の6つの作戦を取り扱っています。

1、ノモンハン事件・・・失敗の序曲
2、ミッドウェー作戦・・・海戦のターニングポイント
3、ガダルカナル作戦・・・陸戦のターニングポイント
4、インパール作戦・・・賭の失敗
5、レイテ海戦・・・自己認識の失敗
6、沖縄戦・・・終局段階での失敗

2章
失敗の本質・・・戦略・組織における日本軍の失敗の分析
3章
失敗の教訓・・・日本軍の失敗の本質と今日的課題

今回は「失敗の本質」の内容云々の是非を問うわけではありません。

1章の事例は陸軍関連の作戦が多いのですが、海軍中心の事例が二つ、その中のミッドウェー作戦について簡単に触れさせていただきます。

ミッドウェー作戦 -海戦のターニングポイント


ミッドウェー海戦を簡単にまとめると

海戦の時期
昭和17年6月5日~6日
真珠湾攻撃が昭和16年12月8日なので、ちょうど半年後になります!

山本五十六連合艦隊司令長官の頭には「半年や一年は暴れて見せますよ」の発言が頭にあったのかも知れません。

場所


北太平洋上、ハワイ諸島の北西にある火山島から珊瑚によりできた環礁で、ミッドウェー諸島と呼ばれます。

ミッドウェー島場所

島は自然保護区になっていて、2013年以降は無人島になっているようです。

それまでは一部の関係者が住んでいたので(2009年で60人)、グーグルマップで見ると空港や舗装された道路などのストリートビューも見れます。

日本海軍の戦略思想

明治40年(1907年)に制定された「帝国国防方針」と「用兵綱領」以来、日本海軍の仮想敵は米国海軍でした。
その為、日本海軍は長年にわたって米国海軍に対して一定の兵力比を維持することに努力してきました。
対米70%か65%かこれに関しても多くの攻防があったわけです。

軍令部の基本方針は「漸減邀撃作戦」です。

言葉の意味の通り、広大な太平洋上を挟んで米軍を少しずつ減らし、日本近海で艦隊決戦によって一気に撃滅するというものです。

本の内容と多少脱線しますが、このパターンって心当たりありませんか?

日露戦争における日本海海戦のパターンですよね。

蔚山沖海戦で旅順艦隊を叩き、最後はバルチック艦隊を日本海海戦で撃滅する。

しかし、様々な出来事が重なり、なんとか勝つことができた戦いでもありました。

ロシア自体にも大きな問題を抱えていたことから何とか条約にこぎつけた訳ですが、泥沼の戦いになってもおかしくない状況でした。
本来なら国力に勝る国との戦いがどんなに無謀化を学び取る場でなければなかったのでしょうが国民には大勝利の宣伝のみでその本質を知らせることはありませんでした。

山本連合艦隊司令長官の考え

ともかく、この様な軍令部の方針に対して山本司令長官は、アメリカとの国力差から絶対に長期戦に引き込まれてはならないと考えていたが、旧来の邀撃作戦ではその危険性を回避できないと考えていました。

すなわち、攻撃の時期や場所を自主的に決めて来攻できる優勢な敵に対して、劣勢な者が受け身に立っては勝ち目がない。

劣勢な日本海軍が米国海軍に対して優位に立つには多少の危険をおかしても、奇襲によって積極的な作戦を行い攻勢を継続し相手を守勢に持ち込み「米国海軍および米国民をして救うべからざる程度にその士気を阻喪せしめ」る他ないという山本長官の判断でした。

この山本長官の方針は、軍令部の方針と相いれない為、なし崩し的に中止の方向にもっていこうとします。しかし、ドーリットル空襲も一つの引き金になり実施に一気に傾いて行きます。

ドーリットル空襲についてはこちら。
(艦これの秋イベがこちらをモチーフにしているのでマニアックなネタにも関わらず結構人気記事です。)
  ↓
対米国艦隊作戦第三法 大和から発信


ミッドウェー作戦における目的とシナリオ

この作戦は次の様なシナリオでした。

ミッドウエー攻略 ⇒ 米空母部隊の誘出 ⇒ 捕捉撃滅

連合艦隊司令部のシナリオ

そして連合艦隊司令部は戦略的奇襲が成り立つとの判断の前提のもとに次のシナリオを描いていました。

連合艦隊のシナリオ

N-2日(エヌ マイナス: 2日:ミッドウェー島攻略2日前)

赤城、加賀、蒼龍、飛龍を中南雲第一航空艦隊
心とする第一機動部隊はミッドウェー島を奇襲し、基地航空機と施設を撃滅する。
母艦艦載機の半数は敵艦隊の出現に備えて待機する。

N-1日

状況に変化がなければ、ミッドウェー島攻撃を継続

N日

敵情に変化がなければミッドウェー島上陸作戦に協力

N+7日まで

同島の北方400海里付近に進出し敵艦隊の進出に備える。
ミッドウェー島の飛行場が使用可能になり次第、戦闘機を同島に進出させる。

N+7日以降

命により、同海域を離れトラックの基地に向かう。

この様なシナリオでした。しかし、戦いというのはこちらの思うとおりに行かないことが多いものです。

次回、失敗の本質における「米海軍のシナリオ」と「戦いの経緯」について要約します。



アマゾンのカテゴリ 「戦略・戦術」部門だと1位でした。
やっぱ、人気の本なんですね。

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tag : ,失敗の本質,タレーランの事件簿,ミッドウエー,戦略,連合艦隊,山本長官,,

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